「絶対許さない」幸せ | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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子どもという生き物が苦手。
家族が苦手。


そして 近い関係の人、が苦手でした。

何度か会うと 気に入ってくれたんだか「俺たちは家族だ!!」
みたいなこと言われると 本気で逃げ出したくなっていたし

ボーイフレンドでいる間はなんとかやっていけるんだけど
恋人になると 毎日が血で血を洗うバイオレンス。



だから、一生涯 結婚はできないだろうなとか
知り合いくらいのゆるーい関係くらいがちょうどいいのだから
その場その場を楽しくすごせればいいのだし
親友とか無理だろうな、と信じていました。

実際、長い付き合いになる人なんていなかったし。
引っ越して転校する時だって 進学でバラバラになる仲良しグループだって
「ずっと手紙書くから!」と大泣きして別れを惜しんでくれていたけど
どの人とも やりとりは 2~3回で終わったよ。
卒業とか 送別会で感傷的になってただけ。結局、続かない。


いま、思い返してみると
どの人も 私も「嫌いになっちゃいけない人」だったからだと思います。

イライラしちゃいけないし 疑ってはいけないし、
恨んだり、嫉妬してもいけない。


 
だって、小さな子どもは 私に嫌われてしまったら困るだろう。
子どもには 大人に媚を売るしかできないのに。

家族だって いがみ合うとか 恨んじゃダメだ。
そんなの、悲しすぎるじゃないか。家族なのに。

親友なんだし、私は世界でたった一人の恋人なんだから・・・



苦手なのは、感情を殺さなくちゃいけない相手だったから。
「お前、ふざけんな」「ぶん殴ってやりたい」なんて 
知り合い程度のどうでもいい人が相手なら よく知らないのだからしょうがないけど

私の気持ちを受け止めるしかない親しい相手に 持っていい気持ちじゃない。
 
そして、あなたにも そんな気持ちを持ってもらいたくない。

恨まれていたとしても、私はあなたの子どもを辞められないのだし
ゆるせなくても、また明日も 同じ教室にいなくてはならないのだし
ウンザリしてまっても 今は恋人なんだから。



よく考えたら ものすごく苦しい関係でした。

人を大切に思ったり 好きになることは
だいたい傷つくこととセットになってる
幼稚な私は それが耐えられなかったのだと思います。

本気で好きだった分だけ 嫌いになってしまった時に 自分が許せなくなり
すごく大切だから 本人以上に私が痛みを感じてしまう。
それはとてもすばらしいことで、幸せなことだけど
わたしは 痛みや恨みなんていらなくて おいしいところだけを味わいたかったのでした。



最初からそんなに大切な人じゃなかったし、ただの知り合いだから

「ちゃんとしてる人だから」って紹介されて付き合ってただけで
もともと そんなに好きなタイプじゃなかったし

そうやって うっすらしておけば 傷も浅い。だけど、もっと深く思いを交わし合いたい。
でも、深くつながった分だけ、引き裂かれる痛みは内臓がちぎれるほど。かすり傷じゃすまなくなる。


NARUTOを読んだ時、衝撃だったのは
命がけで育て、守らなくちゃいけない子どもたち相手に 「嫌いだ」と言える強さを持ったキャラクターでした。 



ちゃんと嫌いになって、同じくらい ちゃんと好きになれる強さ。
深く傷つくことができるように 深く絆を結ぶこの肚(はら)のありよう。
そして そこに心が震える「どうしようもなく人を必要としている自分」。

このマンガが発行されたのは2000年。
あれから23年たったんだなあ。



かすり傷ですんでいた 人と薄っぺらい関係だけを築いてきた期間よりも
もう そりゃあ 傷つきっぷりはすさまじく。致命傷だって そりゃあいくつも。

「一生許せないことは1つや2つじゃないけど、それでもいっしょに生きていこうと思うよ」
そう思える相手の筆頭が 自分自身であり、そんな私とどこか似ている友人が何人かできました。


その友人たちに「今年もお世話になりました」とあいさつをしているところです。

ああ、ほんとうに すげえ幸せだ。



 
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