言いたいことも言えない 分かり合えない幸せ | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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もしあなたに 恋人がいたとして、


その恋人が このところ体調がおもわしくなくて 出かけて行った病院の医師に
ちょっと 説明をしたいのだけど、と説明されたことが


「体のいろんなところから出血しています。このままでは3日と持ちません。
大量の輸血と抗がん剤で治療を始めますが 脳で出血が起こったら止められません。


抗がん剤が間に合ってくれるといいのですけども。ここ10日間くらいが勝負です。祈るしかないです。」


だったとしたら
その事実を 恋人本人に告げるだろうか?




これは 夫と私の話だったんだけども。





元気に見えるけど 余命3日。
脳出血が起こらず、抗がん剤が効いてくれたら高確率で助かる。
夫は私に それを言いませんでした。


夫は 母と息子にも「白血病になって、無菌室に入ることになった」とだけ知らせました。

無菌室は面会時間も厳しく決められていて 付き添うこともできなかったので
夫は連絡だけはいつでもつくようにはしたものの 普通に仕事に行き、
普通に家に帰り 家事をして寝ていました。





ずっとあとになってそれを知らされたので
「余命宣告があったのなら 教えてよ。自分の命のことだし、私は知りたかったよ」と
私は文句を言いましたけど 


あまりに期間が短かったのと、会っておきたい人がいたとしても治療上会うこともできず
それは どうにもならないことだったから、
どうにかできることだけ 私にさせたかったのだそう。

「長年連れ添ってる自分だから 言わないでおこうと思った」だそうな。




おかげで 私は強烈な抗がん剤と 大量の輸血で1日のほとんどをウトウトして過ごし
よくわかんないものだから なんだかんだいって おいしくおやつ付きの病院食を食べ
意識がはっきりしている時はブログとメールマガジンを書いて過ごしました。



ずっと私を見ていて、私がどんな人か知っているから 言えなかった(言わなかった)んだね。








雰囲気を壊したくなくて イヤだけど イヤだって言えなかったり
助けて欲しいのに 甘えられないことが多かったから

何でもわかりあい、何でも言える親友とか パートナーが欲しいと思っていました。




何でも自由に話してもらいたくて 話したくて
一時期は「趣味は家族会議」とか言っていた時もあったし
ほぼ 八つ当たりだったけど 胸を借りたり、依存してみたりもしたけども



深く付き合えば付き合うほど 

言ったところで ケンカにしかならない わかりあえないとわかることとか 

傷つけたいわけじゃないし、今はタイミングじゃないってわかること
やっぱり相手にも弱っている時も、事情や痛みもある生身の人間であるっていう当たり前のことにも気づく。


どうにかなることは 全力で力を合わせて どうにかするけども
それこそ どうしようもないことは どうしようもないままに いっしょに耐えるしかないこともある。



夫に対して 私も「これは胸にしまっておこう」
「墓場まで持っていこう」と決めていることが ずいぶん増えた。
そういうものかもしれないね。


言えないことや 分かり合えないことはあったとしても
それでも一緒にいたいと思える相手っていいね。

そこまで想える人がいるって 幸せだね。




その幸せに気が付いて 初めて
言いたいことはたくさんあったけど 何も言わずに
私の失敗する権利を奪わずに ただただ見守ってくれた人たちの存在に気づく。


私の成功と幸せだけを静かに祈ってくれた人たち。
「私をわかてくれる本当の友達がほしい」という望みは 最初から叶っていたっていうこと。 


 

あなたとも、そう思えたらいいなあ。




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