富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなっていく理由 | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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● 富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなっていく理由



たとえば いつもお腹を空かしている人がいて

「もうこんな思いをしなくてもいいように 魚の釣り方を教えてあげよう。
釣竿を買っておいで」ってお金を渡したとする。

お腹を空かせた相手は ちゃんと釣竿を買ってくると思う?

私の今までの経験では 成功率は3割くらいでしょうか。


たいていは釣竿じゃなくて いますぐ食べられる魚を買ってくる。

それじゃあ、意味がないから 最初から私が釣り竿を買ってきて与えたら?

釣竿を売り飛ばしてまで魚を買ってくる。


で、しまいには怒り出すんだ。

「私は!いま!!空腹なんだ!!!気が狂いそうなくらいね!
こんな思いをしたことがない あなたにはわからないだろうけどね!!!
釣り竿なんて食べられない。なんの腹の足しにもならないんだよ!」

それならと、わずかな魚を与えながら、釣竿も与えて釣りのやり方を訓練したとする。
これでうまくいった場面は見たことがない。

成功率はさっきよりひどい。1割以下かしら?


釣りなんて永遠にできない方が わずかでも魚は確実に与えられるのだから。


わざわざ やったことない 慣れない釣りを苦労して覚えるよりも
ずっと釣りができないままのほうが いいじゃない?

釣りを覚えたとしても、毎日魚が釣れるわけでもないし。


達人だって全く釣れない日も少なくないって言うじゃないか。
それなのに 毎朝早起きをして 日焼けして、海で溺れるリスクもあるよ?


こうやって 「プロ難民」「プロ弱者」ができあがっていく。
国どうしに限らず、団体や個人に至るまで「わかちあい」「援助」「育成」のむつかしさはここにあります。

理論上は 途上国は先進国が開発した技術をマネすればいいだけなので、後発の利益を活かすことができるのに。



たとえば先進国は ちょっと昔の弁当箱みたいな重くてデカイ携帯電話から 
とんでもない月日と費用と労力をかけて今の大きさと機能のスマホを作り上げたけど、
途上国はいきなりスマホを使うことができる。

先進国の数倍早い発展だってできる。なんてすばらしいショートカット。

だから、途上国と先進国の格差は自然と縮小する。


でも、実際は・・・・現実的には多くの問題によって格差は広がる一方。



これは、すでに成功している成功者がたくさんの成功事例を公開し、
慈善事業に多額の寄付をしているのにもかかわらず 
貧富の差が絶望的に広がり続けているのと似ている。

ものすごい数の成功法則本が出版されているのに、一向に成功者も増えないのも同じ理由。

しまいには「富裕層は貧困層から搾取している」と批判される始末。

格差は経済面だけでなく、学問、スキル、知識、コミュニケーションもね。


別に誰に教わらなくても 知っていて当然の知識や常識を 
当たり前に知らないなんていうことも起こる。

そのせいで損をしているのに。
富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなっていく。


あまりの格差に 同じ国で同じ時代を生きているのに まるで別の星の人みたいだな、と驚くこともある。



長くお世話になっている人が犯罪を繰り返す人の保護観察もしていて、
少し話を聞いてやってくれというのでお宅に伺ったことがある。

収入はわが家の半分位の低所得なはずなんだけど、携帯は夫婦ともども2台持ち。
(通信費が安く抑えられるからだそうだ)

食事はお惣菜か外食。
(2人分なら作るよりも買ったほうが安いからだそうだ)
車も1人1台持っている。
(コンビニ行くのにも車がいる田舎だからだそうだ)

それで お金が足りなくていつもイライラしていて、ケンカが絶えないという。

・・・・そりゃあ、お金足りなくなるだろうよ。

なんでこんな生活しているの?って聞いたら 冒頭の魚釣り理論と同じ展開でした。


各地でたくさんのセミナーや勉強会、交流会が開かれていて 
学びの機会や 人とつながる機会が増えていても 孤独を感じていたり、
行き詰まり感、絶望を感じたりする人が多い。


生き方も自由に選べる世の中になったのに、幸福感を感じることができないこと、自信がないことに それこそ のたうち回って苦しむ人も多い。 


なぜ 他人に理解されないこと 話を聞いてもらえないこと 
受け入れてもらえないこと 優先してもらえないこと 共感できないこと
優しくしてもらえないことが そんなに辛いのさ?


そんなの 辛いのは当たり前じゃないか!
そう思うなら、きっとあなたは

「私は!いま!!空腹なんだ!!!気が狂いそうなくらいね!
こんな思いをしたことがない あなたにはわからないだろうけどね!!!
釣り竿なんて食べられない。なんの腹の足しにもならないんだよ!」
って 叫び続けていることになる。



それを変えたいなら、魚がなくてもへっちゃらにならなくちゃいけない。
釣りができるようになるまで 空腹でもゴキゲンでいられないとね。

いやいや、釣りができるようになっても 魚がつれたかどうかで一喜一憂しないようにようにならなくちゃ。




長く続いている家はね、そのための知恵を持っているんだよ。

檀家だから宗教も選べず 結婚しないこと、子供を産まないことは許されず
住む場所も 職業すら選べないのが本家っていうもの。

農地解放でもっていた資産が一夜にして吹き飛んだり 
跡取りを戦争で死なせたり、どうしようもない理由でピンチになる。

家や土地はあっても、売るわけにはいかないし 収入は普通のサラリーマンだよ?そして とんでもない額の相続税で「3代続けば家や土地はなくなる」って言われてる。

どうにもならないことが起きても 
特に優秀な人でなくても どうにかできる。

発展し、存続させるための知恵。
どうやったら そうなれるか。 ふふふ。知りたい?(ニヤリ)




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