県議会議長・副議長のポストをめぐる金銭授受疑惑のなか、福岡県議団の海外視察でのトンデモ写真が話題になっている。一昨年、タイ・バンコクで開かれた県議会訪問団の送別宴で、前県議会議長や議員が、映画「タイタニック」の主人公2人が船首で取ったポーズをまねてはしゃぐ姿である。 
 議員辞職した当時の県議会議長が疑惑の渦中に「(海外視察を)海外旅行はやめません」、熊本地震の直後に「ネパールはよかった」との発言をしていたことから、最悪のタイミングでの流出となった。
 舞台上で複数の県議が腰を支え合いポーズを取る様子は、映画『タイタニック』の名場面になぞらえて「タイタニックごっこ」としてSNS上で瞬く間に炎上となった。これに参加していた国民民主党の女性議員が県連代表を辞任した。
 余興のノリでやってしまったんだろうが、本来、問題なのは高額の海外視察の経費とそれによる県政への成果。だが、呆れたのは同じく「ごっこ」に参加した自民県議の反論。この人物は前県議会議長の「辞職勧告決議案」が提出されるた際、動議によって土壇場での採決中止を仕掛けた。「地域間外交の公式行事で個人的に撮影された画像が、どのような意図で外部に提供されたのかという点について、ガバナンス上の問題として重く受け止めている」と述べ、写真の流出自体に問題があるとしている。
 これでは炎上するのは当然だろう。同議員自身のXでは「奢りは身を滅ぼす。自戒」と投稿。うっかり県民の血税の奢りで贅沢旅行をしていたことを認めてしまったのか? たぶん「驕り」の誤字ではないのかと推察するが、まさに県議の「驕り」というしかない。