昨日の日経平均の日足は寄り付きが坊主に近い小陰線でした
75日線(27542円)と200日線(27197円)の間での小動きとなっていますが、先物の高値は寄り付き前、安値は大引け後と中国時間の弱さが続いています。
それでも構成比トップ3が+50.89円なので、TOPIXの半分ほどの下落率にとどまっています。
ドル建て日経平均は4日連続で1%を超える上昇を続けています。
投資部門別売買状況は個人投資家が1483億円の買い越し、海外投資家が4931億円の売り越しでした。
先物は海外投資家が1397億円買い越しています(うち1204億円が日経平均先物)。
対内証券投資の方も3566億円の売り越しとなりましたので、これで3月9月の恒例行事はおしまいとなります。
JPXより引用
ECB理事会の結果、市場予想通り0.75%の利上げを行ないました。
政策金利は一気に2倍となり、2008年以来の高水準となっていますが、リセッションのリスクが高まる中でもインフレ退治を優先した形となります。
ゼロヘッジより引用
輸送機器を除く米耐久財受注が前月比-0.5%と市場予想(+0.2%)を大きく下回り、2020年4月以来のマイナスになってしまっていて、民間設備投資の勢いが弱まっていることを示唆しています。
ゼロヘッジより引用
3Qの米GDPは+2.60%となり、1Qと2Qがニセッションであったことが証明されました。
ただ、純輸出が+2.77%となっていて、これでプラス分の大部分を補ってしまっています。
しかも全体の70.67%を占める個人消費が+0.97%となり、2Q(+1.38%)から鈍化してしまったこともあまり良い結果とはいえませんでした。
ECSTより引用
ゴールドマンサックスがCPIコアとPCEコアそしてPCEコアサービスの予想を出しています。
財のインフレ鈍化により、前年同月比が右肩下がりとなっていくことはほぼ決まっていることではありますが、来年半ば頃にCPIコアとPCEコアの差が一気に縮まり、年末にはほぼ変わらないレベルになると予想しています。
この2つの差の大半が住居費だと考えれば、来年後半から住居費の鈍化が見られるということになります。
また、PCEコアが右肩下がりとなる一方でPCEコアサービスは横ばいを見込んでいます。
コアサービスを賃金だと考えるのであれば、少なくとも来年中は賃金が明確に鈍化することはないということになります。
ゴールドマンサックスより引用
そのゴールドマンサックスは「市場はまだリセッションを充分に織り込んでいない」とするレポートを出していて、最も悪いケースだとS&P500は2888まで下落するとのことです。
ただ、10月20日のレポートでも書いた通り私はすでに底打ちしたと考えていますのであまり気にしてはいません。
とはいえ100%相場を的中させられない以上は決めつけてしまうのは良くないので頭の片隅には入れておこうと思います。
ゴールドマンサックスより引用
アメリカ個人投資家協会の調査によると、半年後の株価について強気派が26.6%と大きく増えましたが、弱気派は45.7%とそれ以上に大きく減っています。
アメリカ個人投資家協会より引用
最後までご覧いただきありがとうございました!
では良いトレードを!