ヒーロー最強「スーパーマンリターンズ」
「ベランダから空にとんでいきたかった」子どものころのヒーローは断トツでパーマンでした。
よくパーマンのおもちゃのヘルメットとマントをつけて、
五階のアパートのベランダから空を見ては、
「もしかしていけるんじゃないか?」と思っていました。
いかなかった当時の自分に感謝します。
パーマンの本家がスーパーマンであることを知ったのもだいぶあとでした。
しかし初めて観た「スーパーマン」の感想はなぜか「たいくつな映画」で、
ラスト30分をぐっすり。
今回「リターンズ」の前に見直してみて、なんとなく理由が分かります。
他のヒーローものに比べても圧倒的に強いスーパーマンに対して、
ライバルのルーサー博士は物足りなく、
「はやく正体をばらせ」と思わせるロイスとの悩みもなんだかなさけない。
ただあのころに分からなかった良さもありました。
それはスーパーマンの孤独っぷり。
「リターンズ」ではそれがさらに10割増し。
物語がすすむにつれて、スーパーマンはどんどん無口になっていき、
ヒーローに徹していくところがサムライっぽくっていい。
きっと同じ天才のルーサー博士とは、ある意味唯一の親友でしょう。
ばったり駅前で出会ったら、近くの屋台でおでんを食べながらつもる話でもするのでは。
ちなみに今、空を飛ぶあこがれのヒーローといえば断トツ「オバキュー」。
なんだかラクそうだし、毎日楽しげだから。(精神年齢むしろ落ちぎみ)
満足度(ゆるめ・上限なし) 130点
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これぞハリウッド「Mr.&Mrs. スミス」
- Mr.&Mrs. Smith
- ブラット・ピッドとアンジェリーナ・ジョリー、どちらも好きなので「Mr.&Mrs.スミス」を観ました。
- 倦怠期のスミス夫婦、しかし二人は自分が殺し屋とスパイであることを隠していたといった内容。
設定こそ変わりだねだけど、ストーリーは誰もが予想し、
アクションは期待より上でも下でもなく、
観終わった後になにも残らない、
だけど感想は「ああ、面白かった。」といったまさにハリウッド映画。
この後つきあった二人の競演だけに、
「僕たち、私たちセレブは、夫婦喧嘩をしてもこんなにすごいんです。」みたいにみえることも。
もうちょっと庶民的&スパイ大作戦チックな続編も観てみたいです。
悲しみも笑いで「寝ずの番」
- ポニーキャニオン
- 寝ずの番
マキノ雅彦(津川雅彦)初監督作品「寝ずの番」を観ました。
ストーリーは、落語界の大物師匠が亡くなり、その弟子や家族たちが通夜で破天荒だった師匠の思い出を語りあう。
その後、一番弟子や奥さんも死に、そのたびに故人の面白エピソードや切ないエピソードで盛り上がり、やがて通夜は大騒ぎにといった感じ。
直球の下ネタ満載で、死体と踊ったり、ハワイでマリファナ吸ったりと、
TV放送は無理そうな話ばかり。
だけど、変にてれない落語っぽい雰囲気がいいです。
やっぱ自分の通夜でもこんなふうに盛り上ってくれたらサイコーだなあと思った作品でした。
SFだった「デジャヴ」
どんな内容かも知らずに映画館に入った「デジャブ」が大当たりでした。
四日前の映像を自由に見ることができる監視システム「タイム・ウィンドウ」を使い、543名もの犠牲者をだしたフェリー爆破事件の真相を、捜査官ダグが暴くといったストーリー。
デンゼル・ワシントンなので本格派なミステリーかと思って観ていたら、
途中からSFトンデモストーリーが混ざってきて「なんじゃこりゃ映画」の雰囲気に。
ところがこれがいい感じにブレンドされたノンストップな面白さ。
政府が極秘に開発した、四日前の映像なら室内でも自由に見られる監視システムを使い、ヒロインのクレア役、新人ポーラ・パットンを監視し続けます。
仕事中はもちろん、着替えだろうがシャワー中だろうがガン見しまくります。
あんまり見すぎて気づかれちゃう不可解っぷりがいい。
特殊な条件で車を運転するデンゼル・ワシントンの激しいカーアクションが、
はたから見ればただの酔っぱらい運転が暴走してガンガン他の車にぶつかっていく感じなのも笑えます。
最初は変な違和感を感じる演出も、最後には伏線だったことが分かってスッキリ。
強引にストーリーを面白くしちゃうハリウッドの力技が、ひさびさに見れてうれしい。





