もつぽです。
以前のブログ投稿で、職場にグランドピアノが設置されたものの、あいにく調律が残念で、自宅の箱にしまいっぱなしだった電子ピアノを出して弾き始めた、という話を書きました。
とはいうものの、電子ピアノばかり弾いていると本物のピアノの弾き方を忘れてしまうので、その職場のグランドピアノは時々弾いています。あいかわらず音はどうしようもない代物ですが(^_^;)
電子ピアノのタッチは近年かなり良くなってきたものの、本物のピアノに比べるとまだ軽いです。それは、鍵盤を下げるときに必要な静的重量(ダウンウェイト)と下がった鍵盤が上に戻るときの静的重量(アップウェイト)は本物のピアノに近いものの、動的な重さというべき慣性モーメントが全然違うためです。
タッチが軽いと指の力だけで弾きがちになります。指の力だけで弾く癖がつくと、本物のピアノに触ったときに鍵盤が重く感じ、これじゃアカンと指の力で鍵盤を叩こうとします。更に指を鍛えなければならないと思いこんでフィンガーウェイツのようなトレーニング器を使おうと思ってしまったらもう最悪です。
そんな特徴の電子ピアノを使いつつ、指先だけで弾かないようにするには、肘が鍵盤より下がる状態まで椅子の高さを下げるのがよさそうです。そうすると…
・身体を固定して指先だけで弾くのは難しくなり、肩甲骨・肩・腕・手首を常に動かして弾きやすいポジションを探すようになる。
・鍵盤のストロークが深くなり、指をはっきりと動かすようになる。「指をはっきり」というのは、指をしっかり上げるという意味ではなくて、指をしっかり下げるという意味で。
・フォルテシモを出すときには腕を釣り上げて指を軽くし打鍵速度を上げる。
・ピアニッシモを出すときには腕を下げて指を重くし打鍵速度を下げる。
といった弾き方になるようです。これらは椅子を高くしたときの身体の使い方とはほぼ逆になります。
もつぽの自宅のピアノ椅子は高さを変えられないので、キーボードスタンドをガッツリ高くしています↓(笑)
低い椅子での弾き方の難点はといえば、基本的に肩甲骨から動かす弾き方なので、慣れないうちは特に背中が筋肉痛になるいうことでしょうか。しかし指への負担はぐっと減るし、弾いていくうちに必要な筋肉はついていくと思います。

