motsuです。

前回からの続きです。



私たち夫婦の信頼の裏で

隠れて副業をしていた、

元従業員。



退職すると決まってからは

すっかり落ち着き、

後任の採用もできたため、

とりあえず平穏が戻ったと、

私たちは胸を撫で下ろしました。



ところが、副業先の指示なのか、

もしくは副業先への手土産の

つもりだったのか、

その間、元従業員は従業員たちに、

一緒に転職しないかと

誘いをかけていたのです。



その頃、従業員たちは

元従業員と距離を取っていたので、

誰も誘いに応じなかったことは

幸いでした。


 

焦った元従業員は、

あろうことか、自身の後任として

採用したばかりの、

新人従業員を誘ったのです。



新人従業員は

優しく接する元従業員を信頼し、

誘いに乗りました。



入職から一ヶ月も経たず、

後任の従業員の方が先に

辞めてしまいました。



その後、採用が決まらないまま

元従業員も退職していきました。

再度採用できるまでの期間、

みんな実に頑張ってくれました。



夫と私は、新人従業員の退職に

ショックを受けていましたが、

まさか元従業員の水面下での仕業とは

想像もしていませんでした。



2人が退職してしばらくして、

「実はあの時…」と

従業員たちから打ち明けられ、

初めて知ったのでした。

頭を殴られたような衝撃だったと

今でも覚えています。



自分が転職先で優位に立つために、

家族まで気にかけていた夫を

裏切っても平気。

せっかく採用した新人を引き抜き、

何年も一緒に働いてきた仲間に

迷惑を掛けても平気。

そんな酷い人間だったなんて。



しかも、転職先の環境は、

誰が聞いても良いと思えませんでした。

なぜそんな職場を選んだのか、

私たちの誰も、今も理解できません。



私たちも従業員たちも、

人間不信になりました。

しばらく職場は重い空気でした。

 


数ヶ月後にやっと応募があり、

楽しい性格の人が来てくれました。

職場に明るさが戻り、

結束はさらに強くなりました。



そこからの数年間は

売上げも評判も上がり、

医院としてピークを迎えました。



しかし、そんな中で

実は、心の中に深い闇を抱え、

自分の欲望を満たすために

従業員たちまで巻き込んだ上、

私たち夫婦を転覆させようと

画策している者が1名、

その中に紛れていました。



現在、解決に向けて動いている

その人物についても、

いつか時間が経ったら語れるよう、

今は解決を頑張りたいと思います。



その間は、前向きさを忘れず、

平凡な毎日の中に

小さな笑いと楽しみを見つけ、

発信していくことを

再開したいと思います。

よろしくお願いいたします!