退職を機に車を買い替える人がいます。

定年で辞めた先輩の一人は、退職金を見越して新車に買い替え、有給休暇を自動車一人旅で消化してから退職。

で、生活のためすぐ再就職しました。

 

我が家はすでにプリウスアルファを所有していますが、これはほぼ妻の仕事(NPO)用です。

退職を決めたとき、

・母を施設や病院へ送り迎えするため

・時間ができたときの自分自身の機動力を高めるため

もう一台クルマを買いたいと思いました。

 

「東大が考える100歳までの人生設計ーヘルシーエイジング」

という本があります。

昨年の秋、東大の公開講座に通ったとき生協で買って読んでみました。

『50代後半から60代の方を中心に「どう歳を重ねていけばいいのか」「この時代をどう生き抜くか」、健康、仕事、食、住環境、遊び、生きがい、社会制度活用など、様々な角度から東京大学高齢社会総合研究機構が提言します』

(Amazonの紹介より)

 

全体的に、そんな大層な機構が提言したとは思えない浅い内容ですが、本の企画上カバー範囲は広く、シニアの車の購入についても言及があります。

そこで推奨されているのは軽自動車。

趣旨を要約すると

 

シニアとしてはエコの観点からハイブリッド車などに関心を持つだろうが、乗っていられる年数からするとモトが取れない。

軽自動車は事故に合えばたしかに危ないが、もはや一家の大黒柱ではないだろうから、そこは割り切っていいだろう。

要は身の丈に合わせた経済性を重視せよ。

 

なかなか身もフタもない提言だけど、軽自動車も選択肢だな、と考えました。

狭い駐車スペースで2台目となると、とにかく小さいクルマであることが条件ですし。

各社の軽のパンフレットをながめたりしはじめました。

 

そんな話を車好きの年上のコンサルタントに話すと

 

「どんな使い方します」

「名目は母の介護ですが、気持ちとしては一人旅にも使いたいですね」

「では軽はやめなさいよ」

「そうですか?」

「高速で事故れば死ぬ確率がまあ高いですから」

 

あくまで酒席の極論。

街乗りにはとても便利で、危機回避策は競って盛り込んでいるのでしょう。

ただ危険性は、上記の本でも趣旨として否定していません。

 

その人が勧めてくれたのが

アルファロメオ・ミト

でした。

小型で最低限の剛性があって乗っていて楽しい

という理由です。

彼の奥さんが乗っている、とのこと。

ビールのジョッキごしに他の車種も検討して、やはりミトがオススメだ、となりました。

 

私は車にあまり関心がありません。

オペルのアストラワゴンが乗りやすくて続けて2台乗った以外は、その前後ずっと国産車で、最近は連続してプリウスです。

 

「アルファロメオのミト、ねぇ」

その名前だけ記憶してほろ酔いで帰りました。

1ヶ月以内にその車を買ってしまうとは、思いもせず。