だから私は、「ちょっと待って!なんで勝手に始めるの!お仕置きマッチなんかヤダったら!」と声を上げたんですが、でもそう言ってる間にも、いやらしい笑みを浮かべた三栖くんがどんどん迫ってきてたし、始まってしまった以上今更ゴネてもどうしようもないので、私はとりあえず後ずさりして三栖くんと距離を取ろうとしました。

ただ、輪の中の広さは4畳半くらいしかなかったから、後ろに行っても、すぐに輪を作ってる男の子に達してしまったんです。

なので、三栖くんの横をすり抜けて反対側に回り込もうとしてダッシュしたんですが、でもすり抜けようとする時に三栖くんにカラダを掴まれてしまったし、さらに後ろから両手で胸を鷲掴みにされてしまいました。

だから私は、「いや!」と言いながら、三栖くんの手を胸から引き離そうとしたんですが、ところが、胸から引き離す事には成功したものの、逆にそのままベストのボタンに手を掛けられてしまったし、しかも、あっという間にボタンを全部外されてしまったんです。

なので、「後ろから抱きつかれてたらどんどん脱がされちゃう。引き離さないと」と思ったし、ブラウスのボタンに手を掛けられる前に、私は三栖くんのカラダをなんとか振りほどこうとしました。

でも、ガッチリ掴まれてたから三栖くんのカラダはなかなか振りほどけなかったし、それどころか、振りほどこうとして争っている時にバランスを崩してしまったので、三栖くんに後ろから抱きつかれたまま、私達は輪の中央に倒れこんでしまったんです。

だから、私は床の上に四つん這いになってしまったので、「この態勢まずい」と思ってすぐに起き上がろうとしたんですが、でも三栖くんは、倒れこんでも後ろから抱きついたままだったから、そのまま四つん這いの私に覆いかぶさって両手で胸を鷲掴みにしてきたし、しかも、凄い勢いで揉みまくってきました。

なので、胸を揉みしだいてる所を見て輪の男の子達からは、「おい三栖!乳揉んでる場合ちゃうやろ!服脱がさな勝たれへんねんぞ!俺らが大倉にシコらせるの我慢してるって事忘れんな!はよ脱がせろ!」という脱がすのを促す声が上がったので、三栖くんはその声を聞いて、「すんません。大倉のデカパイむっちゃ揉み応えあるから思わず」と反省の言葉を述べたあと、ボタンの外れたベストを掴んで脱がそうとしてきたんです。

だから、ベストを巡って私達は争ったんですが、でも、四つん這いになって床に手を付いてる私の腕を後ろに持っていってベストを脱がせようとする三栖くんの試みは、私の抵抗によってなかなか上手くいきませんでした。

なので、思うようにいかない事に三栖くんは、「くそっ!」と言ってイラついている感じだったし、腕を引っ張る力が少し弱くなったので、私はその隙を突いて起き上がる事を試みたんです。

すると、起き上がるのは上手くいったんですが、ただそれと同時に、起き上がる時にベストの肩の部分を掴まれて後ろに強く引っ張られたので、スルッと腕を通ってベストを脱がされてしまいました。

だから、周りの男の子達からは、「よし!まずベスト脱がせたぞ!てか大倉のブラウス姿エッロ!ピンクのブラ透け透けやし、乳デカ過ぎてブラウスパツパツやから、ベスト脱がせただけでもメッチャエロいやん!」という声が上がったし、一方の私は、三栖くんの抱え込みから逃がれて立ち上がる事が出来て少しホッとしたものの、でもベストを脱がされるのは想定外だったので、「しまった。油断した」と動揺しました。

そして、すぐに立ち上がった三栖くんと向かい合ったんですが、「大倉思ったより手強いな。やっぱスポーツ感覚でヤリまくってるだけあって、細いのに女にしては結構力あるわ。よーし、こっからは本気でいくぞ」と言ったあと、その言葉通りに、三栖くんの顔はそれまでのお茶らけた感じから、真剣な表情に変わったんです。

だから、その顔を見た時に私は、「もうダメ。こんな狭い輪の中で10分逃げ切るなんて無理」と思ったし、ルール違反なのは分かってたけど、思い切って輪の中からの突破を試みる事にしました。

ただ、私が輪の突破を試みて突進してるのに気づいた楠木くんから、「おいデカパイ!それ反則やぞ!そこ絶対通すなよ!」という声が上がったので、咄嗟に身構えた輪の男の子にカラダを掴まれたし、しかも、輪から出させないために加勢しに来た楠木くんと日端くんに、腕を1本ずつ掴まれてしまったんです。

なので、「ちょっと!腕離して!お仕置きマッチは1対1っていうルールでしょ!他の子が加わるのは反則だから!」と私は声を上げたんですが、でも、楠木くんは私の腕をガッチリ掴んだまま、「アホか!先に反則したんお前やろ!係長!これはオッケーっすよね?大倉が先に反則したんやから」と言い返してきたし、しかも話を振られた宮田さんも、「そうやな。これは大倉が完全に悪い。ルール違反やから罰与えんとな。よっしゃ。お前ら30秒大倉の腕掴んでてええぞ」と答えました。

だから、宮田さんの許可を得た楠木くんは三栖くんに向かって、「三栖!今がチャンスや!ブラウスのボタン一気に全部外せ!」と命じたので、腕を振りほどこうとしていた私に三栖くんは後ろから抱きつくと、ブラウスのボタンをひとつずつ外し始めたんです。

なので、「いやあ!こんなのズルい!」と言いながら私は一層強く腕を振ったんですが、それでも腕は振りほどけなかったので、楠木くんと日端くんが腕を掴んでる30秒の間に、結局ブラウスのボタンを全部外されてしまいました。