なので、下半身を抑えていた白浜くんと三栖くんが場所を譲ったから、青山くんはテーブルの上に押し倒されて両腕を万歳させられていた私の前に立ったし、そして青山くんが私の前に立つと、楠木くんは私の口から手を離したんです。

だから、みんなにキスのセッティングをしてもらった青山くんは、上半身を倒して私に覆い被さり、2人の唇の距離が20センチくらいの所まで顔をゆっくり近づけてきました。

すると、この状況を見ていた男の子達からは、「うわあ。すっげえ。入った初日に大倉とキスってマジかよ」と声が上がったし、それに私も、凄く緊張した表情をして、20センチの距離で私の顔をしばらく見つめていた青山くんに、「青山くん、キスはダメ」と呟いたんです。

なので、私に至近距離でダメって言われて青山くんは戸惑う表情になったんですが、でもすかさず宮田さんが、「大丈夫や青山、ええからキスしろ」と迫ったので、後押しされて青山くんはさらに唇を近づけてきました。

だから、徐々に近づいてくる青山くんの唇を見て、「嘘でしょ?ホントにキスするの?今日入ったばっかの17歳の男の子とキスってヤバ過ぎ。でも、凄い興奮する」と思ったけど、ただ、唇の距離が3センチくらいになった所で、「このままキス受け入れたら、大倉は誰とでもキスするってなって、他の男の子達にも普通にキスされるようになるかも。やっぱ拒否らないと」と思い直して、「やっぱりダメ」と言いながら顔を背けました。

なので、直前で私に拒否られて青山くんは弱気な顔になったんですが、でも宮田さんは、「気にすんな青山。大倉のダメは、もっとしてって事やねん。こいつすぐ清楚な人妻のフリするんや。だから遠慮せんでええ。顔掴んで無理矢理上に向けてキスしたれ」と命じたんです。

だから、宮田さんに何度もキスを命じられて、青山くんはついに覚悟を決めたらしく、しばらく間を置いたあと両手で私の顔を掴んで強引に上を向かせてきました。

なので、私達はまた見つめ合ったし、そしてその時の青山くんの意を決した顔を見て、「この子、キスする気になってる」と思ったんですが、私がそう思ったのも束の間、青山くんは一気に唇を重ねてきたんです。

だから私は、「今日入ったばっかの子とホントにキスしちゃった」と思ったし、それに他の男の子達からも、「あっ!キスした!」と歓声が上がったんですが、ただ、チュッで終わるのかと思ったら意外に長くて、唇を重ねてただけだったけど15秒くらいキスをされました。

なので、「このシチュエーションで長めのキスするなんてこの子結構大胆」とは思ったんですが、でも青山くんにとってこれがファーストキスなのはすぐ分かったし、案の定、私とのキスを終えて顔を上げた青山くんの目はトローンとしてて、まるで夢の世界にいるようにフワフワしてたんです。

だから、お世辞にも良いとは言えないルックスの青山くん相手のキスだったけど、それでもこんなに満足してもらえたら悪くない気持ちになったので、キスのあとも至近距離で私達は見つめ合ってたし、それにキスした直後は騒いでいた他の男の子達も、「入った初日に、下着姿の大倉に覆い被さってキスした」という羨ましさで頭がいっぱいになったらしく、いつの間にか静まり返っていました。

なので、キスによって事務所の中が凄くエッチな雰囲気になったんですが、ところが宮田さんは、ただのキスでは満足しなかったし、「青山、その程度のキスはお仕置きとは言わん。ディープキスしてデカパイの唇徹底的に貪れ。俺がいいって言うまでキスするんや」と濃厚なキスを指示したんです。

だから、ディープキスまで指示されて青山くんは戸惑ってたけど、でも戸惑う青山くんを見て宮田さんが、「ディープキスや青山」と追い討ちをかけたので、「青山くん、ディープはダメ」と呟く私を無視して、青山くんはまたキスをしてきました。

ただ、キスはしたものの唇を重ねるだけだったから、「舌入れろ青山。もっと激しく大倉の唇貪るんや。大倉押さえつけられて抵抗出来へんねんぞ。このチャンス無駄にするな」とすかさず宮田さんがキスに対して注文をつけてきたので、散々ディープキスを煽られて、ついに青山くんは、強引に舌をねじ込んできたんです。

なので、強引に舌を入れられて、「ダメェ」と言いながら私は咄嗟に顔を背けたけど、でも青山くんは、一度舌を入れた事でスイッチが入ってしまったらしく、無理矢理私の顔を上に向けてまた舌をねじ込んできたし、そこからは宮田さんが指示した通りの、私の唇を激しく貪るディープキスに突入しました。