というわけで、翌日からは本館の方の女子更衣室で着替えたんですが、ただ、本館でお仕事をしたいという希望は、私はそもそも工場の事務として雇われた事もあって、流石に聞いてもらえませんでした。

だから、仕方なく工場の方で事務を続ける事になったんですが、でもだからと言って、私の怒りが収まったわけではなかったので、当然宮田さんとは、お仕事以外では一言も口をきかなかったんです。

なので、2人っきりの時は全然会話をしてもらえないから、また昨日と同じ様に、お昼休み中のバイトの男の子達を利用して、宮田さんは私をネタにしたエッチな話を始めました。

「あ~あ。今日は大倉のケツ見てないから、仕事やる気出えへんわ。こいつ、Tバック履いてるのバラされたから逆ギレしやがって、今日は本館の女子更衣室で着替えやがったんや。ホンマ頭くるで。楠木どう思う?大倉って性格悪いやろ?」
「いや、どう思うって言われても困りますけど、まあ、大倉さんが着替えてるとこ見れないのは残念っすよね」
「そうやろ。なあ楠木、俺が言っても聞けへんからよ、お前がこのデカパイに、またそこの更衣室で着替えて下さいって頼んでくれよ」
「えっ?僕が頼むんすか?」
「おう。お前が頼んだら聞くかもしれんからな。お前かってこのデカパイ女のTバック見たいやろ?女子更衣室で着替えるようになったら見れるチャンスなくなるんやぞ」
「まあ、そりゃ僕かって、大倉さんのTバック姿はメッチャ見たいっすよ。でも、僕の立場でそんなん言えないっすよ」

こんな話をしたら、私が割って入って来ると思ったんだろうけど、そんな考えはバレバレだったし、それに、昨日は言い返してミスをしたので、私は宮田さんの話を完全に無視する事にしました。

なので、私が全く相手にしなかったから、宮田さんは途中から作戦を変えたらしく、今度は突然、「おいデカパイ、お前経験人数どれぐらいやねん」と経験人数の話を振ってきたんです。

バイトの男の子達の前で、こんな事を聞いてくるなんて非常識にもほどがあるし、私はもちろん質問に答える気なんかなかったので、初めは無視してました。

でも宮田さんは、「こいつ相当なヤリマンやからな。まあ中学で40、高校でその倍の80は最低ヤってるやろ。それから高校卒業から結婚までに70くらいか?あと結婚してからも、ナンパしてきた男とヤリまくってるし、3P、4Pも当然やってるからな・・・」という風に、刺激的な数字を挙げながら、勝手に私の経験人数を計算し始めたんです。

だから、バイトの男の子達が息を潜めて宮田さんの計算を聞いてるのを、私はほっとけなくなったので、ワナなのは分かってたけど我慢できなくなって、「ねえ、その計算なに?あんたバカじゃないの?」とつい口を挟んでしまいました。

すると、待ってましたと言わんばかりに、宮田さんも応戦してきたんです。