「10秒講座」参ります。
狂言独特の歌謡を
狂言小謡と言います。
様々に趣のある物が残されています。
演目の中で謡われるのみで
独立して上演されないものも沢山あります。
狂言『花子(はなご)』などは
ラブソングの宝庫です。
たとえば
雨模様の夜に花子のもとを訪れた男が家の戸をたたくと
花子が「どなたですか?」と答えたことに腹を立てて
この1曲・・・
「雨の降る夜に
誰が濡れて来ずろに
誰そよと咎むるは
人、二人待つ身かの」
分かります?
ニュアンスで良いのです。