人は、どんな状況におかれたとしても、学び続けることはできます。

たとえ今、人生に行き詰り、目の前が開けない感じがしたとしても、今いる状況から何かを学ぼうとし、今の自分にとって、少し「怖い」と感じるリスクを取り続けることで、少しずつ次のドアが開くことができます。

今、ご自身が鬱になり、外に出ることすらストレスに感じていたとしても、部屋のなかで本を読むことは可能です。本を買うお金が無くても、図書館で借りることもできます。

本からは、様々なことを学びとることが可能です。特に、自分が興味を持っている分野、将来やってみたいこと、好きなことの分野が何であれ、必ず大きな業績を残した人であれば、書籍として貴重な情報が入っているからです。

それを読むだけで、少なくとも、毎日が同じことの繰り返しのように流れているように感じる時間のなかで「自分が進歩している」という実感を得ることができます。実は、これが何より、引きこもりをしている人間にとって、大きな気力に繋がっていきます。

また、最近では本のなかにCDが入っているものも販売されています。パナソニック創業者の松下幸之助さんは、30年近く前に亡くなってますが、その肉声は今なお、わずかなお金を支払うことで聞くことができます。


自分の関係する分野が何であれ、どんなことでも一流を極めた人は、普通の人にはない、独特の人生哲学のようなものを持っています。それを、CDとして繰り返し聞くことで、潜在意識に染みこませ、いつの間にかその哲学に沿った行動をとる自分になれます。


私はちなみに、好きな講演家のCDは、同じ内容のものを最高で500回、繰り返し聞いたことがあります。そこまで何回も聞けば、どこで何を言うのか、内容をバッチリ記憶していることはもちろんですが、尊敬するスピーカーの話し方や間の取り方、何より、2、3回聞いただけでは分からない、スピーカーの背後にある「思想」を頭ではなく、身体で感じ取ることができ、自分の潜在意識に取り入れることができます。


皆さんも、ぜひ一流のものに触れる機会をもってください。




「ピンチをチャンスに変える51の質問」 
著:本田健
「心が千分の一だけ軽くなる話」CDつき
著:斉藤ひとり
「自分の心を満たす31の方法」
著:中野裕弓
「ツイてる人」の考え方―イヤなことをやめれば、うまくいく
著:松浦英行