自分にとって不要となった観念をどのように捨てるかですが、それには2つの方法があります。


1)自分に、なぜ?を5回尋ねる習慣を持つ


日常生活において、イラッとしたことや、強く感情が揺さぶられた時は、自分になぜ?と問いかけてみましょう。感情が大きく動いた時、そこには必ず原因があります。その根本となる原因が、はっきりとすれば、同じ状況に出くわしても、二度と感情が揺さぶられることは無くなります。


たとえば、ある年配の女性が上から目線で、自分の友人を見下した行動に対して嫌悪感を抱いた時は


Q:なぜ私は、年配の女性が自分の友人を見下したのに対して、嫌悪感を抱くのか

A:自分の友人のみならず、誰であったとしても、上から目線で、他人を見下す人間に嫌悪感を感じる。

Q:なぜ私は、上から目線で、他人を見下す人に対して嫌悪感を抱くのか

A:相手の気分を害するし、見てて気持ちがいいものではないから。

Q:なぜ私は、上から目線な人に対し、見てて気持ちが良いものと思わないのか

A:大嫌いな母親が、過去に同じような接し方を自分にしていたから。

Q:なぜ私は、大嫌いな母親に対して、いい印象を持っていないのか

A:少しだけ、自分も似たところがあるから・・・など。



以前も書いたかもしれませんが、状況は常に中立であり、私達の心の捉え方によって、その状況は「良い」や「悪い」、「幸せ」と「不幸」に分かれます。

誰かを見下す行動に対して、嫌悪感を抱く人もいれば、寂しい人なんだなと理解し、親切にしてあげる人もいます。



2)紙に書く


どんなことも、紙に書いてみることで、自分の観念を洗い出すことが可能です。日常生活でイラッとした時、強く感情が揺さぶられた時、そこには、あなたのマイナスの観念が潜んでいる可能性があります。なぜ、そんなに感情が揺さぶられたのか、その理由を書いてみましょう。また、過去に同じような体験が無かったかも併せて書いてみてください。


感情が大きく動き、怒りが込み上げてきたら、怒ってみましょう。
悲しくて涙が出てくるようであれば、泣いてみてください。


私達の多くが、普段感情を感じないようにして、生活をしています。人前で感情を爆発させるのはお勧めしませんが、誰も見ていないところで小さくマイナスの感情を爆発させることができれば、その分だけプラスの感情を豊かに表現できるようになります。

*感情についての細かいことは、また後日に書きます。