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生命はどこからはじまりどこで終わるのか。
文字にすればとても短い。
そして終わりは簡単だ。
死。
心臓が鼓動を止めた時、そして生きていく意志をなくした時に緩やかな死が訪れる。
では、はじまりは?
精子と卵子が出会ったとき?
エコーで胎児を確認できたとき?
胎児の心臓が鼓動をはじめたとき?
それとも細胞が分裂し始めた瞬間?
きっとどれも正解なんだろう。
ただ、いま自分は生物学ってところに身をおいているので、きっと自分の中では細胞が分裂しはじめたときが生命の始まりなんだと思う。
それを自分の人生が大事だからとか、子供がいると人生が楽しめないからとかそんな勝手な理由で殺してしまっていいのだろうか?
きっと細胞が分裂し始めたところでは、人としての形を成してはいないから「殺人」にはならないんだろう。
でも、その小さな何かを殺してしまったのは確かだ。
中絶すればいいなんていうのは、無責任な子供のせりふだ。
そして、中絶は簡単だからなんていってしまう彼の友達も様子がおかしい。
それがアメリカ人的な考え方なんだよっなんていわれたらそれまでだ。ただ、僕はこの国に絶望し去っていくだろう。
新しい生命を誕生させる上で、どんな動物でもオスとメスが交わって生命が生まれる。
そして、時にはメスは自分を犠牲にしてまでも。
では、オスの役割は?
それはきっと、新しい生命を守っていくとう覚悟と責任を負うことでバランスをとるのだろう。
どんな動物だって生命を作るのは簡単だ。
難しいのはその後。
自分にとって子供は今はとても考えられない。
四足のチビ助だけでも大変だ。
でも、その責任と覚悟に見合うだけの目に見えない何かをくれる。
それだけでこいつの親になってよかったと思う。
本当は望まれない生命なんてこの世には存在しないんだと思う。
単純にセックスを楽しみたいだけなら、きちんと避妊すればいい。
そして別にどうでもいい人とセックスをするのをやめればいい。
とてもシンプルなことだ。
なぜそんな単純なことができない・・・・?
そんな簡単でシンプルなこともできないくせに、人生を楽しみたいとか、MBAをとってがんばりたいとかいってんじゃねぇよ。
もう彼と線が交わることはないだろう。