皆様こんにちは!
今日も外は梅雨空ですねぇ~
ということで、昨日の続きです。
タイトルにもあるように、トルクカム&クラッチ周りは見落としがち。
今回、我が通快号は特に問題はなかったのですが、過去にはこんなトラブルが…
こちらはクラッチシューASSY。
一見何の問題も無さそうですが、よく見るとクラッチシューを固定しているプレートが変形して、サークリップも1個飛んでます。
画面右上のココですね。
本来は差し込む穴も新円ですが、こちらは長穴になってしまっています。
これが酷くなると…
他の車両で、全てのサークリップが飛んで、プレートが外れている場合もありました。
こうなってしまうと、安全のためにもクラッチシューASSYを交換しましょう。
そして、必ずチェックしてほしいのがトルクカム。
こちらも変速に関わる重要なパーツです。こちらは新品。
(トルクカムの仕組みなどについては、すでに沢山アップされていますので検索してみて下さい。)
(参考サイト→http://www.grondement.com/products/drive/text/tcam_g.html)
これがトラブルのあったトルクカム。スリットが変形しているのが見て取れます。
内側から見ると、こんな感じ。
この車両はスリットをカバーしているシートも破れていました。
ムーバブルピン&スペーサーも変形。
勿論、ピンを差し込む穴も変形してます。
ここまでなるのは結構酷い。乗っていてもの凄く違和感を感じたはずです。
走行中の症状としては、加速の途中で急にエンジン回転が落ち込んだり、
なかなか再加速がしないとか、スタートが異常に遅かったりします。
とにかく乗ってて不愉快!
アドレス110の場合、いわゆる前期型はグリスレスのドライタイプだったのでトラブル多発でした。
後期型からはグリスタイプとなりましたが、基本的にノーメンテなので一度はチェックすることをお勧めします。
余談ですが、トルクカムのスリットはメーカーの考え方によって形が違います。
真っ直ぐだったり折れ曲がっていたり。
またそれはカスタムする時にお話ししますね。
と、今日はここまで。ありがとうございました!