普及する「デジタルいじめ」 | MotorLife-「政治・経済・社会問題」「2ちゃんねる」ネタが中心のバイクブログ

普及する「デジタルいじめ」

最近は携帯電話の普及率が、めざましいですね。高校生や中学生どころか、小学生まで携帯を持ってたりするし、子供向け携帯電話なんてのも発売されています。


まあ携帯って便利だし、社会不安が増大している今、子供との連絡手段を持っておきたいと思うのも、親として当然のことです。しかし、同じように携帯が低年齢層まで普及している英国では、5人に1人の子供が、携帯電話やコンピュータを使った「デジタルいじめ」を経験しています。


この「デジタルいじめ」は、テキストメッセージによるいじめが最も一般的で、インタビューを受けた子供の14%が、気分を害するメッセージを、携帯電話で受信したことがあると答えています。その中身は、「ウドの大木、デブ、臭い、嫌われ者」といった悪口から、「おまえの家がどこか知ってるぞ。放火するから焼け死ね」といった脅迫めいたものまで様々。


特に音声による会話ではなく、ショートメッセージやメールなどテキストベースの会話は、時に大きな誤解を生み、その誤解を増大する傾向にあります。大人でも、チャットルームや掲示板で誹謗中傷を受け、そこから立ち直るのに、結構な時間が必要なほどです。子供なら、尚のことでしょう。


また最近では、インターネット上での悪口が原因で、佐世保の小学6年の女子児童が、同級生をカッターナイフで切り、殺害してしまった事件が発生したばかりです。


両親は携帯の携帯の使い方や便利さを、子供に教えるばかりでなく、その危険性も伝える段階にきているのだと思います。


『過激化する「デジタルいじめ」--ユビキタス社会の負の側面か』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050705-00000001-cnet-sci