こんにちはモータライズです
こちらのアルファロメオ スパイダー ヴェローチェ
トランスミッションオイル漏れでご入庫です
内容としては、
トランスミッション本体からのオイル漏れ修理と、
ブレーキフルード漏れの修理です。
☑クラッチディスク
☑クラッチカバー
☑レリーズベアリング
☑リバーススイッチ
☑ブレーキマスターバック
☑マスターシリンダー
☑クラッチマスターシリンダー
などの交換内容になります。
交換するものがとにかく多い
今回の作業ではトランスミッションを外すので
この際クラッチ関係も一緒に交換という流れになります。
まずは現状確認
お話を頂いたときは1度他店舗でオイル漏れの修理をしたと聞いていましたが、確認してみると、ただオイル漏れしていたミッションケースの合わせ面の上から液体ガスケットを塗ってあるだけでしたこれではオイル漏れは直りません
ということでトランスミッションを車両から下ろします
漏れ出たオイルに砂埃などが付着して真っ黒になっています、
これも後から清掃します
全体が真っ黒になっているので清掃作業が大変ですね
さて気を取り直してトランスミッションケースを外していきます。
ミッションの後ろ側のケースを外します。
次に前側のベルハウジングを外します。
ベルハウジング内部も、
クラッチダストで真っ黒なので綺麗に清掃します
清掃が終わったらリバーススイッチも交換しておきます。
ミッションの前後のケースを外すとこんな感じです。
これをさらに半分にケースを分けることができます。
こんな感じですね
合わせ面の清掃をして古いガスケットを剥していきます。
清掃後、新しく液体ガスケットを塗って組付けていきます。
組付け終わったら次の作業です。
クラッチカバーを外して、クラッチディスクの交換をします。
外すとこんな感じです。
クラッチディスクとクラッチカバーを新品に交換します。
レリーズベアリングを新品と交換します。
この部品はベアリング部が悪くなると異音の原因にもなるので
クラッチ交換の際は一緒に交換するのがいいですね
クラッチのレリーズシリンダーも今回は一緒に交換していきます。
トランスミッションを車両に取り付け、
これでオイル漏れ修理とクラッチ交換作業は終了です
ブレーキフルードのオイル漏れ修理をしていきます。
マスターシリンダーとマスターバックの合わせ面から漏れてきています
まずはフルードタンクの中のオイルを抜き取ります。
この時にできるだけオイルを抜いておくと後の掃除が楽になります
ブレーキマスターシリンダー、マスターバック、
クラッチマスターシリンダーを外し新品と交換します。
組付けをして、ブレーキフルード配管と
クラッチフルード配管のエア抜き作業をします。
ブレーキフルードはボディの塗装を剥してしまうほどの
成分があるので、しっかりと水で洗い流します
最後に配管などから漏れが無いか、
ブレーキ、クラッチペダルの踏んだ時の感触が
おかしくないか確認して試走します
試走も終わり最終確認
トランスミッション、ブレーキマスターシリンダー、
クラッチマスターシリンダーからの
オイルの漏れが無かったので今回の作業は終了となります。
この度はありがとうございました
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