昨日は東大にお邪魔しました。
東大にお邪魔するのは高校生以来、おすぎです。
MFiの読者でもある高橋淳先生から伺ったのは
新しいカーボン材料(炭素繊維複合材料)のお話。
日経でご覧になった方もいるかもしれませんが、
新しい熱可塑性カーボン材は従来のオートクレーブで
時間をかけてこんがり焼き上げる方式とは異なり、
わずか数分のプレス成形で出来上がり。
成形の仕方にも大きく分けて2パターンあって、
1つは型に板状の材料を挟んでプレスする方法。
もう1つは型の間に筒状の材料を挟んで
孔から風を送り込んで膨らませることで型を取る方法です。
どちらも複雑な形に加工することが可能。
だから自動車用ボディ各所への使用が検討できるそう。
鉄よりも軽いのに強度は10倍。
これを仮に自動車用ボディに使用したとすると30%の軽量化。
30%!?
HEVへの置き換えよりも、燃費にぐっと効きそうな気がします。
人間の体重もこう簡単に置き換えがきかないですかね…。
また、上に書いた高速での成形や加工性の向上だけではなく、
従来の硬化性カーボン材が自動車に使用されにくかったデメリットも解消されるらしいんです。
続きは2月15日発売の「ボディ・コンストラクション2」
(略してボディコン2)でじっくり読んでみてください。