プジョーRCZ試乗会 その1 | 【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

“テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い”
クルマのテクノロジーを美しいイラストと写真で図解する自動車雑誌
「モーターファン・イラストレーテッド」のブログです。
ホームページだけでは載せきれないMFiの充実の内容を紹介していきます。

編集長スズキです。
上海から戻った翌日は、軽井沢でプジョーRCZの試乗会へ行ってきました。
RCZ、プジョー初の「数字じゃない車名」のクルマです。特別なクルマなのです。
元々は2007年のフランクフルトショーに出品されたコンセプトカー「308RCZ」だったもので、コンセプトカーのときと外観がほどんど変わってないのが凄いです。
最初に写真を見て、それから発表会で実物を見て、そして今回試乗会で太陽光の下で見て、あらため思いました。
「かっこいい・・・」
ライバルとしてすぐに思い浮かぶのは、アウディTT、VWシロッコ、フェアレディZあたりですが、個人的な感想を言わせてもらえば、RCZが一番かっこいい、と思います。好き好きですけど(元々フランスやイタリアのクルマが好きなこともあります)。

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】
最近の欧州メーカーは元気です。このRCZは、「スポーツカーではなく、スポーティカー」という説明がありましたが、いまや国産車には、このカテゴリーがほぼ消滅してしまいました。残念。
RCZの日本での販売目標は、2010年で600台。2011年の世界販売は17000台を予定しているそうです。
生産は、オーストリアのマグナ社が担当。
先に価格を書いておくと
RCZの6AT(右ハンドル)が399万円
6MT(左ハンドル)が423万円
です。念のために書いておくと、屋根は開きません。それから4人乗りです(2シーターではありません)。

結論から先に書くと、
僕はすっごく気に入りました。特に6MT仕様が。
欲しいです! 
いいなぁ、これ。
細かい感想は「その2」に書くことにして、先にスペックを書いておきます。
ボディサイズは
全長×全幅×全高が4287×1845×1359mm
ホイールベースが2612mm
車重が1366kg
エンジンは、PSAの主力エンジンとなった1.6リッター直4DOHCターボで型式で言うと
AT仕様がEP6CDT型で
1598cc(ボア×ストロークが77.0×85.8mm)
直列4気筒DOHC直噴+ツインスクロールターボ 可変バルブタイミング付き(バルブトロニックなし)
圧縮比:10.5
115kw(156ps)/6000rpm
240Nm/1400-3500rpm
です。
一方のMT仕様は
EP6CDTX型で、末尾に「X」が付いた型式になります。
こちらは、ターボが「Xなし」と違っていて、さらに「バルブトロニック機構」が吸気側ついています。バルブリフト量を可変にして吸気量をコントロールするわけです。
パワースペックも147kW(200ps)/5800rpm
275Nm/1700rpm
となります。

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】
これがEP6CDT型

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】
で、こっちがEP6CDTX型です。よく見比べてみてください。

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】
写真、たくさん撮ったので載せちゃいます。どうです、この曲線美。これをコンセプトカーではなく生産車で出来ちゃう、そしてそれを実際に売ってしまう・・・どうしていまの日本のメーカーにはできないのでしょうか? 昔は、たくさん魅力的な「スポーティカー」「スペシャルティカー」があったのに・・・・。

【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】
ミラーもカッコいいです。目に入っていくル造形も気持ちを盛り上げてくれます。

続きはまた別の機会に。

さて、エンジン特集Part1、頑張らなくては。