階段といえば、前の病院に見舞いに行った時のこと

エレベーターが 配膳車を運ぶ時間になっていた
配膳車優先になるため、地下から配膳の降りる階まではノンストップになる

諦め階段に向かった
少し昇ると後ろに気配が…
同じく諦めた50代半ばの女性だった

自分を追い越そうと思ったのだろう
そう感じた瞬間(この勝負負けられない…!)と よせばいいのに闘志が

2階の踊り場で並びかけるもコーナーの手摺りは先に死守!
相手は少し御年配、手摺りを握り反動をつけながらでもイケる!いや、手摺りがなくちゃ自分も無理!
涼しい顔して玄関を入った顔なぞ今はもうない!だらしなく開けた口呼吸が精一杯だ!
相手も息が荒くなってきた!
ラストスパート!4階から5階へダッシュ!

と勢いづき踏み込んだ瞬間、彼女は4階のナースステーションへ…

…勝った。だがしかし自分は あと1階分の階段がある
口呼吸も脈拍も限界に近い状態で5階についた時は もう汗だくで…

ゴールのテープを切るようにベッドのカーテンを開けると、賞賛の言葉ではなくイビキが

父は爆睡していた