晦日恒例の紅白歌合戦を見た。もう半分以上知らない歌手だった。55歳のおっさんは最近の音楽とは遠ざかっていくばかり。知らない歌でもいい歌はすぐに心に響くし、心地よい感動を覚える。ポップスだって演歌だって同じだ。昨年紅白の出場者が発表になったころに芸能界の大御所北島三郎(サブちゃんこと)が演歌枠の減少に苦言を呈したとの報道があった。原因は放送時間の短縮で出場者を削減せざるえなかったからだ。人気のあるジャニーズ系などは減らせないなか紅白常連とはいえNHKとのかかわりが少ない美川憲一などを落選させたというところだと思う。サブちゃんの言っていることは年配者(50歳以上)が求めている歌手の選考をしろって言うことみたいだが、裏番組でなつかしの歌謡祭で歌えばいいし、あなたが文句いうことじゃない。過去の栄光にしがみつき、何かといままでの貢献度を訴えながらヒット曲もないのに出場するのに恥を感じてほしい。紅白出場のあるなしで地方公演でのギャラが影響するとか言うが、もうこうした甘えの構造は無くしてほしい。ろくに音楽活動してない連中がいつまでも偉そうに番組を占領しているのはやめるべきだ。この国は全てこの甘えの体質があらゆる業界にて蔓延ってしまっている。この国は自分の保身と強欲にて蔓延るゾンビの連中が多すぎる。志ある若者がいなくなりいずれ国は滅びる。ウィキリークス暴露されたシンガポールの公電でシンガポールの大使が中国とASEANの関係での日本について「太った敗者」と酷評したとの記事がのっていたが、まさに日本の社会構造そのものを表現しているようだ。