篠山について、FBでは、応援してくれた人たち対する感謝の意を込めて
速報記事をアップしました。
しかし、ブログに書くのは初めてです
毎年 「お仕事忙しいでしょう」 と、廻りから気遣われる3月ですが、今年は贈与の件数も多く、本当に忙しかった
元来、あまり過去を振り返るのは好きな方ではないし、時間も経ちすぎましたが、数名の友達からのリクエストもあり、自分自身整理のためにまとめます
まずは、結果タイム
4:00:07 (グロス4:00:42)
3段階目標として掲げていた一番下の3時間50分切りより、10分遅いタイムでした
平均心拍数 140 という数値 が示す通り、不完全燃焼でモヤモヤが残る結果でした。
「荒れる篠山」が嘘のような快晴、自分自身どちらかといえば絶好調に近い感覚。
なのに何故こんな結果だったのか
最初はでしたが、名将野村克也監督の 「負けに不思議の負けなし」 という言葉の通り、日が経つにつれて、私は負けるべくして負けたと思いました。
では、5㎞ごとに振り返ってみます
【スタート~5㎞】 25:14
あまり考えずに自然に走って、ほぼ、キロ5分。
結果的にこれがツッコミ過ぎということになるのでしょうけど、心拍数もほとんどZ3前半で、
篠山のこの区間は下り基調なので、途中で気づきましたが落としませんでした。
この時、私の頭をかすめたのは、第一目標タイムの大幅な上方修正です。
暑すぎる気候、見えない疲れが溜まっているのに絶好調という勘違い、現実の自分の走力を忘れた希望的目標の追求。
とんでもない錯覚で、今年一番かけていた篠山を、自分でぶちこわしてしまいました。
【~10キロ】 25:46
さすがにペースを落としたつもりでしたが、なぜ、ここでもっと落とさなかったのか?
やはり自分の中の調子の良さが、逆に落とし穴でした。
実はここでも3時間35分ぐらいが狙えると思っていたのです。
【~15㎞】27:09
10㎞を通過した頃、ようやくこのままでは20㎞からの上りがもたないと気づき、自分本来の目標ペースになりました。
【~20㎞】 27:30
20㎞からの上りに備えて、5分半ペースになりました。
ここはこれで間違っていなかったと思います。
【~25㎞】 27:48
ここから上り基調。しかし、このままでは3時間40分切りは難しいと、まだ、欲が強すぎて、
頑張りすぎたのかもしれません。
【~30㎞】 28:33
「篠山は20㎞からは折り返しの30.6㎞までは上って、後は下るだけ」
スタート前のチームメイトの言葉が耳に焼き付き、
「ここで頑張れば30.6㎞からは得意の下り」
さすがに3時間30分台は難しくても、PB、45分切りは狙えると、後の結果から考えると、ここで足に力を入れすぎたのかもしれません。
【~35㎞】 31:17
30.6㎞からの折り返し。下り。
得意な下りで、勝負をかけようと思っていました。
ところが、一向にストライドが伸びず、足に力が入りません。
そこに私の夢をうち砕くかのような逆風。
下りと逆風。この±で、PBどころか、3時間40分台も消えて、3段階目の目標=3時間50分切りのシ-ズンベストの歯止めもぷっつりと切れてしまいました。
【~40㎞】 33:31
もはや、糸が切れたタコ状態です。
夢も希望もなく、ジョグ状態になってしまいました。
【~42.195㎞】
それでもサブ4はいけるだろうとタカを括っていたら、ラスト500mで危ない事に気づき、最後は渾身の力を振り絞りましたが、時すでに遅し。
4時間すら切れない結果となりました
終わった当初、私はこの結果を「惨敗」と思いました。
しかし、日が経つにつれて、この結果は、ある意味、今の実力通りではないかとも思えてきました。
錯覚の始まりは、1月の大阪ハーフで3年ぶりのハーフPB更新。
「1時間41分台は、持久係数から、3時間40分は切れる」
しかし、それはランニングエコノミーが平均レベルの話で、自分の走りはムダが多すぎる。
また、自分は、元々暑さに強く、寒さに弱いと思っていたら、マラソンタイムは不思議なほど、気温が高い時はダメ。
ここ数年は、10月~12月は、ほぼイーブンで走れているのに、1月~3月のレースは、後半落ちる。
このような自己分析が、キチっと出来ていれば、篠山のレース戦略は変わっていたと思います。
無謀にも、分不相応な夢を追いかけて、あろうことか自分が立てた第一目標をレース中に上方修正などしなければ・・
いやいや、勝負事で「タラレバは北海道か肉屋で買え」と言われるだけです
今回は、準備も調整も間違ってはいなかったと思いますし、負けない状況は作れていたと
思います。
間違ったのは、勝てるチャンスまで待てなかった事です
来週は、いよいよ最後のレース徳島ですが、PBとか3時間50分切りなど、ここのところの気温から、かなり確率が低いと思います。
場合によっては、4時間切りにもこだわらず、下の目標は完走という事で、楽しんできます。
最近、試している腕振りで、どこまで上体の力が抜けるか
徐々にではありますが、VO2MAXは少しずつ動きだし、来シーズンは、ハーフでは100分切りも夢ではなくなってきたのに、非常に遠い道のりに感じだしたサブ3.5。
近道ばかり考えないで、走るという事の原点に返って、オフに鍛え直します