「ブラッド・ブラザーズ」 演出家グレン来日!
昨日は、演出家グレン・ウォルフォードさんが来日して、最終通し稽古を見る・・・ということで緊張
ロンドンで三日前に初日を開けてすぐ来日された。
ロンドンで再演を重ねてきた「B・B」だが最初の演出はBOB TOMSONだったが、今は、作者のWILLY RUSSELLがグレンさんに演出を委ね、今やグレンさんなしでは「B・B」は上演不可能らしい。
そんな、この作品のことをすべてわかってらっしゃる演出家の前で初めて演技をするのは、怖かった。
「どう、ジャッジされるのだろうか・・・」
始まる前に紹介されて握手を交わし、35歳くらい?って聞かれた時は、複雑だったけど、50です。と答えると、すごくびっくりされていた。
「緊張しないでね」と言ってくれたけど、そうはいかない・・・
私の役は舞台に影のようにいることが多いし、また客席とコンタクトをとるので、演出家のダメをとるのがすごく気になる。つまり見えてしまう。始まる前の温和な顔とは違って、厳しい表情で芝居を見ている。
でも、カーテンコールでは、嬉しそうに拍手をして下さった。
終わったあとのダメだし(外国ではNOTE)と言うが、総評は「新しいキャストが入って、ここまで作りあげたことに感謝します。ただ、いろんなところで、個々のキャラクターが心の中から生まれた演技であるか、疑問なところがあるので、軌道修正が必要だ」・・・と厳しいこともおっしゃった。
「私は、日本語が解らないけど、真実の演技かどうかはちゃんと見抜きます。」流石、イギリスの演出家!
ジョン・ケアードもそうだけど、演劇に於いてはお国柄厳しい。
今回、私に試練を与えてくれる、この状況に感謝し、成長できることに期待を膨らませた。
ミュージカルが演劇の方法論の一つである・・・という基本に帰れるような気がします。
明日からグレンの特訓がまた始まる・・・
グレン・ウォルフォードさん・・・ついていきます!!