わたしが操体法と出会ったきっかけは、
仙台やすらぎの杜整体院
上川名修先生との出会いがきっかけです。
上川名先生の整体院では、多次元操体法と独自の手法を用いており、従来の操体とはまた違った世界観を次々と展開させています。
私は先月から、多次元操体法の個人レッスンを受講するようになり、個人レッスン受講後には毎回レポートの作成もしています。
今回のレポートはかなり長文ではありますが、お時間が許す限りお読み頂ければ幸いです。
それでは、どうぞ~
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上川名先生ならびに
全国のMLの皆様こんばんは!
仙台在住の佐藤忍賢(さとうもとかつ)と申します。
私は先月から、上川名先生の個人レッスンを月に1度受講させて頂いております。
さて。前回の個人レッスンのレポートには書いていないのですが、願望実現の話です。
上川名先生曰く
「思った事や、気づいた事。あとは叶えてみたい事はなんでもいいからノートに書いておくといいよ。すると脳が整理されて自分の描いた理想が現実化されるから。」
と、聞きました。
個人的にも、願望実現の本、引き寄せの法則の本などもあれこれ読んでおりました。しかし、イマイチ腑に落ちておらず何もしていませんでした。
でも、もうあれこれ考えても仕方がないからとりあえずやってみようと思い、普段思っていることや、叶えてみたいことなどを次々と書いていました。
大した事ではありませんが、ノートに書いたような事が現実化されるようになってきました。
例えば
あまり、クヨクヨしなくなった。とか
前向きに考えられるようになった。とか
嫌な気分にならなくなった。とか
こんな些細な事です。
個人レッスンの序盤。
わたくし突然の意味不明な質問をしてしまいました。
「さぁ、今日は何しましょうか?」
と、上川名先生。
「あの、前回上川名先生から言われた。願望実現の話を聞いて、ノートにあれこれ書いていました。」
「それで…なんとゆうか、これからどうなって行くのか分からなくなってしまいました。」
と、なんともぶっきらぼうな質問をしてしまいました…。上川名先生申し訳ございませんでした!
それに対して上川名先生は
「あのね、目標を設定してそれに向かって行動していく。という一つの生き方もある。もう一つに何も目標を設定せずに、ただ身を委ねていく。という生き方もある。
これらは一見相反するようで深い所では繋がっているんだよね。
目標に焦点を合わせていれば、自ずとそれは現実化するけど、ただ身を委ねてみるのもいいと思う。
例えば、(施術室にある観葉植物を用いて)この葉は、どの方向に生えていこうとかは考えていないし、時期が来たら枯れてなくなってゆくよね。
人間も同じで時期が来たら枯れて死ぬ。
今先生は、本当に心の底から人生の流れに身を委ねて生きているよね。
ただ、表面的に今先生の真似をしても、心の何処かで不安を抱えていたらそれが現実化するから。
目の前にある現実は、ヒトの深い所にある思いが現実化するの。」
「"そう思えばそうなるの"。いい?」
「は、はい。」
こんなぶっきらぼうな質問に丁寧に答えて下さりありがとうございました。
「そう思えばそうなる」
確かにそうです。
とりあえずは今は自分の内面に丁寧に向き合うことを心掛けていこうと思います。
そして、引き続きノートに色々と書いていきます!
上手く質問したい事を言葉にできませんでした。今度はちゃんと質問します!
さて。
今回の個人レッスンでは、「1人操体」をメインに学ばさせて頂きました。
操体を行う上で、1人操体が上手く出来ないと、患者さんを相手にした時に上手く操法が決まらないし、感覚の伝え方も頭で分かっているだけではなかなか伝わりません。
実はわたくし、1人操体がとても下手です。
自分の身体の事をイマイチ理解できておらず、どうやったら上手にできるのか分かりませんでした。
個人的にやっていた事と言えば
1人圧痛操体、1人膝倒し、1人カエル足、1人揺らし。。
どれも、精度はイマイチです。(笑)
が、今回のレッスンでかなり腑に落ちる内容を学ぶ事が出来たので紹介させて頂きます。
上川名先生曰く、1人操体が上手くいかない理由として考えられるのが
・圧が漏れている。
・動き方が雑。
・大きい筋肉を動かそうとしている。
と、言います。
逆に上手くいくコツは
・重力を意識する。
・摩擦力を利用する。
・気づきながら動く。
と、言います。
今回は、カカト突き出し操法をメインに練習しました。
カカト突き出し操法の私なりのイメージは、
「仰向けに寝た状態から、1秒間に1ミリの感覚で徐々に"カカトを"突き出してゆく。」
というなんとも単純過ぎるイメージでした。
1人操法の最中も
「カカトに…意識を集中して…徐々にカカトを突き出してゆ…く…」
「ん…??」
「あまり、何も感じ…ない…」
「なんで、だ…??」
と、この意味不明な1人操体を何度も繰り返しやっていました。
しかし、上川名先生曰く
「カカトは放っておいて、股関節から伸ばすイメージでやってみて~」
と言います。
ほう。カカトは放っておくのか!
試しにベットに横たわりながら、ほとんど身体は動かさずに
「どれどれ。カカトは放っておきながら…股関節から伸ばす…イメージで…カカトはほとんど動かさずに、1秒間に1ミリずつ…動く~…」
と、やると膝あたりでモヤモヤ~と滞っていた感覚が、グォーっと、一気に首まで流れていきます。
この際、ほとんど無駄な力は使っていないので自分の身体以外のエネルギーが自然と溶け合うような気がします。
重力と摩擦力がダイレクトに身体に伝わり、心地よい重力と摩擦力が同時に身体中に広がっていきます。
例えてみると、
ちょっと重ための布団の中でモゾモゾっと寝起きに動くイメージです。布団の重みが気持ち良い。
1人操体に置き換えると
自分の身体の重みが気持ち良い。
重力との釣り合いが気持ち良い。
そんなイメージでしょうか?
あれ、好きな人は好きだと思います。
この例えわかりますかね?(笑)
また思わず意味不明な声が出ます。
「をぉ~~。。わぁぉぉ~。。」
多次元1人操体恐るべしです。
更に「カカトは放っておく。」
に付け加えて、かなり斬新な説明をを図に書いて説明してくれました。
「あのね。
【自分の中に"手足の短い小さい人間"がいる】と仮定してみて。1人操体やる時はその小さい人間の短い手足を奥の方からジワ~っと動かしていくイメージでやるといいよ。そうすると、細かい筋肉が奥から動いてエネルギーが全身に流れてくるから。」
これ、わたくし的にはかなり腑に落ちた説明でしたが、いかがでしょうか?
【自分の中に手足の短い小さい人間小さい人間がいる。】というのは、
自分の頭が首のあたりにあるイメージ。
自分の手先は肘あたりにあるイメージ。
自分の足のつま先が太腿あたりにあるイメージです。
要するに、自分を小さい子供と仮定して操体をやるという事です。
絵に描いてみると非常に分かりやすいのですが、効かせたい部分の"より遠くから"イメージして圧を加えていく事で、圧の高まり方が劇的に変化していきます。
これは本当にすごいです。驚きました。
「手首に効かせたいなら、肘を意識する。
カカトに効かせたいなら、股関節を意識する。
足首に効かせたいなら、胸を意識する。
患部からより遠くに遠くに意識を向ける。
すると。なぜか全身に効いてくる。」
という、これは私なりの解釈です。
実際にやってみると分かると思いますが、見た感じはほとんど何をしているのか分からない状態です。
「地味だけど、効くんだよね~」
と、上川名先生は言います。
その後、実際に上川名先生が仰向けになり、指導を受けながらカカト突き出し操法のレッスンスタート。
「感覚が鋭くなってくると、操者が上手く壁が作れないと、エネルギーが流れていかないよ。だから、操者が相手の初動にいかに気づいて壁を作るか?これがポイントだよ。」
と、上川名先生は言います。
何度も何度もやってみましたが、上手く初動に気づくことができませんでした。
初動に気づいているのかもしれませんが(アヤフヤ)、上手く壁を作れない。キャッチできない。
キャッチしようとしても、ベクトルがズレてしまい釣り合いが取れない状態です。
これでは何も効果がありません。なので、練習あるのみです。
上川名先生曰く
「まずは、手の平で相手と密着する。
そして初めは真っ直ぐに受け止める。
手の平で相手と溶け合う。手の平全体で気づくことだね。
そして、相手の初動の0.01ミリ単位に気づけるように感覚の精度を上げていく。すると、相手と溶け合うように感覚がマッチするようになるから。これが分かると上手くできるようになるよ。」
この、なんとも言葉では説明しずらい内容なのですが、こうゆう言語化しずらい
"感覚のやりとり"が操体法の面白い所です。
私は、操体法のこうゆう所がなんとも言えずたまらなく好きなのです。
結局一度も成功しませんでしたが、1人でやじうまして遊んでみようと思います。
【相手と溶け合う】
とても印象に残っている言葉です。
と、まだまだ書きたい内容は盛りだくさんではありますが。長くなってしまったのでここまでとします。
密度の濃い個人レッスンでした。上川名先生。ありがとうございました!
来月もどうぞよろしくお願いします。
かなりの長文。最後までお読み頂きありがとうございました!