今週のヘルスケアITニュース、医療ITニュース | 医療DX、デジタルヘルスと医療機器のニュースを1週間分まとめて10分でチェック

医療DX、デジタルヘルスと医療機器のニュースを1週間分まとめて10分でチェック

診療情報管理士、上級医療情報技師、介護初任者研修の資格をもつ管理人が、医療DX、デジタルヘルス、プログラム医療機器(SaMD)、医療行政、地域包括ケア、在宅医療・介護、地域医療、ヘルスケアアプリ、ICT、IoT、AI、PHR、RWD、医療機器、電子カルテのニュースを毎週発信

■行政動向
○医療情報ネットワークの2020年度稼働に向け、2018年夏までに「工程表」作成

 

■ヘルスケアICT
○科学的な認知症ケアの確立をAIで エクサウィザーズ、8.9億円を調達
○医師が起業して開発に挑むVR活用のリハビリ機器とは?
○太陽生命【認知症予防アプリ】リニューアル開発をネオスが全面支援
○GPS内蔵のIoTシューズで高齢者を見守り――フジクラなど4社が開発
○NEC、ウェアラブルで従業員の長期ストレスを早期発見する技術を開発
○ノキアから心臓の健康を管理できるスマート体組成計が登場
○スマホ連携で「糖質ダイエット」、AIアプリが管理

 

■海外動向
○BrainomixがAIを利用した脳卒中対策のために700万英ポンドの資金確保
○米医療保険最大手ユナイテッドヘルスがブロックチェーンで医療データ管理へ
○JPモルガン・アマゾン・バークシャー、ビッグデータで医療費削減目指す
○米国大学病院の医療用テキストマイニングツール活用事例

 

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○医療情報ネットワークの2020年度稼働に向け、2018年夏までに「工程表」作成
http://www.medwatch.jp/?p=19909
「患者にどのような疾病に罹患し、どのような医療を提供したか」
といったデータを一元的に集約し、医療の質向上を目指す
「全国保健医療情報ネットワーク」の構築に向けて、今夏を目途に
工程表を作成する。あわせて「医療等分野における識別子」
(いわゆる医療等ID)をどのように構築していくべきか、
その論点も整理する―。
厚生労働省は3月29日に「医療等分野情報連携基盤検討会」の
初会合を開催。こういった方針を固めました。
(メディウォッチ 2018.4.2)
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○科学的な認知症ケアの確立をAIで エクサウィザーズ、8.9億円を調達
https://articles001.joint-kaigo.com/article-6/pg0095.html
人工知能(AI)を駆使して今後の超高齢社会の課題を解決する
サービスを展開していくーー。そうしたビジョンを掲げるスタート
アップのエクサウィザーズが3月29日、産業革新機構やSOMPOホール
ディングスなど8社から総額8億9000万円の資金を調達したと発表した。
(JOINT 2018.4.2)
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○医師が起業して開発に挑むVR活用のリハビリ機器とは?
https://newswitch.jp/p/12547
mediVRは、仮想現実(VR)や人工知能(AI)技術を用いた
運動リハビリテーション治療機器の開発に挑むベンチャー企業。
経済産業省が1月に実施した「ジャパン・ヘルスケアビジネス
コンテスト2018」でグランプリを受賞。
(日刊工業新聞 2018.4.8)
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○太陽生命【認知症予防アプリ】リニューアル開発をネオスが全面支援
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180403/prl1804031552117-n1.htm
認知症予防アプリは、歩行速度と認知症リスクに関する研究結果を
基に、利用者の歩行速度を継続的に測定し、認知症予防をサポート
する国内初のスマートフォンアプリです。測定した歩行状況から、
将来の認知症・MCI(軽度認知障害)の予兆を分析し、発症リスク
が高いと思われる場合に通知を行うことで、予防・改善につなげます。
(産経新聞 2018.4.3)
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○GPS内蔵のIoTシューズで高齢者を見守り――フジクラなど4社が開発
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1804/02/news026.html
フジクラ、ハタプロ、キャラバン、LiveRidgeの4社は位置情報取得
機能を備える靴と、その靴からユーザーの位置を検索する見守り
システムを開発したと発表した。
4社は2018年3月10日、鹿児島県肝付町の協力を得て、実際の利用
シーンを想定した捜索実証実験を実施。
(アットマークIT 2018.4.2)
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○NEC、ウェアラブルで従業員の長期ストレスを早期発見する技術を開発
https://iotnews.jp/archives/90898
NECは、ウェアラブルセンサを用いて取得した生体情報から、
従業員の長期ストレスを段階別に高精度に推定する技術を開発した。
これにより、高いストレスリスクの早期発見を可能にするという。
(IoTNews 2018.4.6)
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○ノキアから心臓の健康を管理できるスマート体組成計が登場
https://www.sankei.com/economy/news/180404/ecn1804040029-n1.html
「Nokia Body Cardio」は、体重、BMI、体脂肪、
水分量、筋肉量、骨量などの全身組成の測定に加え、心拍数も測定。
体重、体組成、心血管などデータの推移から心臓の健康状態を確認
できるため、減量や体重維持など目標達成への参考になります。
(産経新聞 2018.4.4)
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○スマホ連携で「糖質ダイエット」、AIアプリが管理
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2902561005042018000000/
アプリ「SOINN for Personal Use」を開発したのは、東京工業大学
発のベンチャー企業で人工知能技術を扱うSOINN。連携機器のうち、
糖質レベル測定に使うのが非侵襲で糖質レベルを測定できるマウス
型装置「caboc」だ。MHC(Metabolic Heat Confirmation)方式を
応用し、代謝熱と酸素供給量(血流速度、血中酸素飽和度)の相関
関係から独自の糖質指標「caboc」を算出する。
(日経新聞 2018.4.5)
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○BrainomixがAIを利用した脳卒中対策のために700万英ポンドの資金確保
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180404/prl1804041532113-n1.htm
Brainomixのフラグシップのソフトウエアソリューションである
「e-ASPECTS」は、AIを活用して脳卒中患者のCTスキャンの迅速で
標準化された評価を提供し、医療専門家の経験や専門知識に関わり
なく、彼らの迅速で着実な治療決定をサポートする。
(産経新聞 2018.4.15)
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○米医療保険最大手ユナイテッドヘルスがブロックチェーンで医療データ管理へ
https://jp.cointelegraph.com/news/200-bln-unitedhealth-group-unveils-first-blockchain-foray
米医療保険最大手ユナイテッドヘルスグループ(UnitedHealth)が、
ブロックチェーンを使い医療関連記録の質の向上を図る取り組みを
始める。「ヘルスケア産業においては毎年2200億円以上が医療提供
者データの維持や更新に費やされる」という。そんな中、「今回の
試験的取り組みを通してブロックチェーン上でデータを共有し、
データの正確性の向上や管理コストの削減」を探る。
ユナイテッドヘルスの売上は21兆円以上で米国でも最大級の企業で
あり、今回の動きが米医療産業界に与える影響は大きい。
(cointelegraph 2018.4.3)
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○JPモルガン・アマゾン・バークシャー、ビッグデータで医療費削減目指す
https://jp.reuters.com/article/jpmorgan-dimon-letter-healthcare-idJPKCN1HD06Z
JPモルガン・チェースとアマゾン・ドット・コム、著名投資家
ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの
3社が合弁で設立するヘルスケア企業が、従業員の医療費削減や
慢性疾患への対応などに取り組む。
合弁企業は、患者が単純に個々の医療サービスごとに料金を支払う
のではなく、健康への効果に応じた支払いにすることなどに取り組む。
がんや脳卒中、心臓疾患など慢性的な疾病の原因となる肥満や喫煙
などを減らすプログラムも導入する。
(ロイター 2018.4.6)
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○米国大学病院の医療用テキストマイニングツール活用事例
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1804/03/news04.html
ペンシルベニア大学系列の医療グループ「Penn Medicine」は、
自然言語処理技術で非構造化データを利用して、分析の質や患者ケア
の向上につなげた。Penn Medicineは、Linguamaticsのテキスト
マイニングプラットフォーム「I2E」ベースの医療機関向け
NLPプラットフォーム「Linguamatics Health」を導入した。
(TechTarget 2018.4.3)
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