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医療DX、医療AI、デジタルヘルス、医療機器のニュース。1週間分を3分でチェック

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目次

■行政動向
○社会保障と税の一体改革素案
○平成23年度補正予算による地域医療再生基金
○災害に強い街へ、ITの活用検討 総務省
○震災直後の診療記録DB化 県方針、数万件か

■医療IT
○患者の医療情報蓄積を蓄積する「バイオバンク」発表
○電子カルテへの血糖測定データ転送システム
○最新テクノロジーで救急医学を支援-奈良県立医科大
○ビッグデータを活用するには新たなアーキテクチャーが必要
○用途広がるスマートデバイス―地域医療や患者参加型の情報共有に
○「Diver」が医療分野のBIソフト第1位にランクイン

■海外IT
○中小病院向けソリューション開発、韓国富士通


記事の内容

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○社会保障と税の一体改革素案
http://sp.reuters.co.jp/article/marketsNews/idJPTK069981620120106
政府・与党は6日、「社会保障改革本部」を開き、社会保障と
税の一体改革の素案を決定した。消費税率の引き上げについては
「2014年4月に8%、2015年10月に10%」を明記。
(ロイター 2012.1.6)
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○平成23年度補正予算による地域医療再生基金
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/saiseikikin/23.html
厚労省 医政局指導課が1月4日に発表した資料。
この交付金は、岩手県、宮城県及び福島県のうち、東日本大震災
において甚大な被害を受けた地域における医療提供体制の
再構築を支援するもの。基準額の総額は720億円。
(厚労省 2012.1.4)
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○災害に強い街へ、ITの活用検討 総務省
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E4E2E6E58DE2E5E2E3E0E2E3E09797EAE2E2E2;at=DGXZZO0195164008122009000000
総務省は東日本大震災の発生を踏まえ、ITを活用した災害に
強い街づくりの検討に本格的に乗り出す。医療や防災に関する
データを官民が共有できるシステムの開発や、災害時にも途絶
しない情報通信手段の機能強化などに取り組む。
(日経新聞 2012.1.7)
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○震災直後の診療記録DB化 県方針、数万件か
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120107_13
福島県は6日、大震災後に医療救護チームが避難所などで診察した
際の診療記録をDB化する方針を示した。紙のカルテに収められた
記録は現在、医療チームや自治体、保健所などが保管。それら
を整理し、住民の氏名や症状、処方内容などをデータ化する。
対象となるデータ数は数万件に上るとみられる。
(岩手日報 2012.1.7)
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○患者の医療情報蓄積を蓄積する「バイオバンク」発表
http://www.terrafor.net/news_iaGCvvLIvW.html
国立循環器病研究センターが患者の血液や診療情報を蓄積する
「バイオバンク」を整備すると発表した。重症の心筋症や脳卒中や
希少難病など、患者から同意を得た上で、血液の凍結保存、
検査データや治療内容などの情報収集などを行うという。
(日刊テラフォー 2012.1.5)
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○電子カルテへの血糖測定データ転送システム
http://www.nikkeibp.co.jp/article/dho/20111219/294191/
市立大村市民病院(長崎県)は、電子カルテと連携できるテルモの
血糖測定器を利用して、MegaOakHRの温度板に直接測定データを
自動登録できるシステムを構築した。血糖測定器とHISのシステム
連携により業務効率と安全性向上を両立を目指している。
(デジタルヘルスonlone 2012.1.5)
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○最新テクノロジーで救急医学を支援-奈良県立医科大
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45010141/
iPadを利用した救急医療管制支援システム(e-MATCH)は救急車の
現場到着時の患者の状態,既往歴などの患者情報を表示,記録する
ほか,受け入れ可能な救急搬送先と所在地を示す地図も表示する。
その時点で受け入れ不可であった病院に関しては,理由とともに
何十分後であれば可能なのか細かい状況が表示,記録される。
これらのデータを一元化することにより,バイタルサインと病状を
入力すると,最適な搬送先が分かる仕組みとなっている。
(Medical Tribune 2012.1.5)
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○ビッグデータを活用するには新たなアーキテクチャーが必要
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/it/report/201201/523109.html
徳島大学病院を中心とした地域EHRは、診療・保健データを集積して、
地域状況や疾病構造を把握し疾病群に対して医療介入を可能にする。
各医療機関のSS-MIXのデータとレセプトデータを名寄せ。
オープンソースのCassandra/Hadoopを採用している。
(日経メディカル 2012.1.6)
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○用途広がるスマートデバイス―地域医療や患者参加型の情報共有に
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/it/report/201201/523113.html
鹿児島大学の「ITカルテ」は医療従事者や患者・家族などの間で、
必要な医療情報を安全・効率的に共有するために、テキスト、
テーブル、画像などをインターネットに接続されたサーバーに
保管し、Webブラウザで利用する仕組みである。
(日経メディカル 2012.1.6)
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○「Diver」が医療分野のBIソフト第1位にランクイン
http://japan.cnet.com/release/30012829/?ref=rss
三和コムテックが国内販売しているITソリューション「Diver
(ダイバーソリューション)」が、調査会社KLAS社のレポートに
おいてビジネスインテリジェンス(BI)分野のトップ・パフォーマー
にランクされた。日本DPC協議会が医療の革新を支援する
ソリューションとして利用している。
(Cnet Japan 2011.12.26)
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○中小病院向けソリューション開発、韓国富士通
http://news.nna.jp.edgesuite.net/free/news/20120105krw015A.html
韓国富士通は4日、従来の電子カルテソリューションとオーダー
コミュニケーション・システムを融合した中小病院向け
「統合医療情報ソリューション」を開発したと発表した。
これまで大型病院を中心に実施されていた病院評価と認証作業が
中小病院でも義務化されたことから、コード化・書式化された
EMRの必要性が高まっている。
(NNA.ASIA 2012.1.5)
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