もうこれで終わりということはありません。まだ出会っていないものがたくさんあるはず。
当たり前に過ごしていた1つ1つに発見は隠されています。
目線を同じにするとき、相手が見えてくるのかもしれません。
どうぞ、心安らかな一日でありますように。
「コラム」
A
覚えているかい
あの星空
小さな
部屋で夜明かししたっけ
君が悩み
僕が考え
僕が問いかけ
君がうなずき
みそ汁や
ラーメン
たまらなく
うまかった
覚えているよ
君の姿
最後まで
勇敢だった
いや
やめよう
また
涙が溢れそうだ
僕は
いま歩いているよ
君と目指した
この道を
B
もう
何年たっただろう
ボクも
若かった
キミは
今も変わらない
気づかない
ことばかりだった
これからも
そうかもしれない
ますます
わからない
だから
すこしだけ
キミの
痛さが
わかるの
かもしれないなあ
C
なぜここに
花が咲いているのでしょう
なぜここに
小石がころがっているのでしょう
なぜここに
風が吹いているのでしょう
なぜここに
水が流れているのでしょう
なぜ
ここに
それは
あなたと
人生にたった一度
出会うため
D
あなたが
ほほ笑んでいる
その花たちに
あなたが
驚いている
その鳥たちに
あなたが
叫んでる
その山々に
あなたが
飛び出していく
その海原に
あなたが
いる
あなたが写した
この
一枚に
E
あなた・・・
そこにいるだけ
ときどき
笑いかけて
ときどき
うなずいて
ときどき
驚いてくれる
あなた・・・
そこにいるだけ
のんびりで
あっけらかんで
ただ
なんだか
すっごく
あったかくって
F
あのときだっこされた
母さんの胸
あのときおんぶされた
父さんの背中
あのときつなぎあった
友達の手のひら
ふっと
浮かぶ
あのときの
やわらかさ
*
どう伝えたら
いいんだろう
花たちに鳥たちに
そっとたずねてみようか
あなたが
そこにいる
なんてやさしい
できごと
G
キミは
なにを見ているのだろう
遠くの雲
彼方の風
キミは
なにを聴いているのだろう
微かな呼び声
あの言葉
*
ちっぽけだね
ボクもキミも
デッカイね
夢も宇宙も
不思議だね
たったいま
この空の下
この時の中
*
ああ いつの間にか
もう こんな時間
聴こえるね
感じるね
みんなが
呼んでる
ボクたち
生きているんだね
H
いいね
そんな世界が来たら
いいね
だれもがそこにいて
いいね
ひとりひとりがステキなんて
*
原っぱを思いっきり駆けたよね
あのころ
ケンカしてまた仲直りしたよね
あのころ
肩を抱き合い泣いたよね
あのころ
*
なにも
しなかったけど
いっしょに
感じて
それで
よかった
*
はじめの
はじめ
人間は
だれもが
はだかんぼうで
つくられた
*
いっしょに
描こう
なんにも
いらない
そこに
いるだけ
*
いいね
そんな世界が来たら
いいね
だれもが人間で
いいね
ひとりひとりがいのちのまんま
motomi
※ 誰の心の中にも、「言葉」が生まれたがっています。