朝から長女(小5)の学校の保護者会が主催するお料理教室に行った。毎年この時期に開催されており、私は今回で3度目の参加だ。


今日は「肉団子とトマトのスープ」と「あんかけチャーハン」を習った。


美味しかったし、肉団子の中に木耳を混ぜ込む、とか自分でははやったことがなかったけど、食感が変わって食べると面白い。あんかけチャーハンというのもお店で食べることはあっても自ら作ろうとは思ったことがなかったけど、簡単に美味しくできたし、チャーハンを麺に変えてもいいと言っていたので、麺好き夫に今度作ろうと思う。



13時前に終わったので次女(年中)のお迎えまでデパートに寄ることにした。


目的は来週にせまった義妹のお誕生日のプレゼント探し。


私たちは毎年、お互い気を使わない程度の金額で、相手の好みに合いそうなものを送り合っている。可愛い付録本とかプチプラのアクセサリーとか、ハンドクリームとかまつげ美容液とか、、、、お互い趣味が似ているのでプレゼント選びは困らないのだけど、今回の誕生日はちょっとイイモノを送りたかったので悩んだ。


今年から約10年ぶりに働き始めた義妹にちょっとした就職祝いをしたいと思いつつ、まだだったので、お誕生日と合わせてちょっと奮発した物を贈ろうと思っていた。



何がいいかなと色々思案した結果、思いついたのがデパートのコスメの売り場で買う化粧品。デパコスだ。実は私、自分ではデパコスで買い物をした事が一度もない。


大学生の頃、シャネルのファンデがいいとか、ヘレナのマスカラが最高とか教えてくれる友達がいたけど、普段自分が買うファンデやマスカラの軽く3倍はするそれらを手に取ろうとは思えなかった。


それは働くようになって一丁前にお給料をもらうようになっても変わらなくて、あのキラッキラのカウンターは敷居が高く、せいぜいスーパーのカウンセリングコーナーで軽くお化粧してもらって、ファンデや基礎化粧品を揃える程度だった。


でもデパコスが嫌いかと言われたら決してそうではないのだ。過去に1度デパコスの化粧水と乳液をプレゼントしてもらったことがあり(たしかポール&ジョーだったかな?)そのお姫様みたいな容器に大いにテンションが上がったし、すごく嬉しかった。


自分ではなかなか買えないけど、もらうと心踊るーーそれがデパコスだ。



プレゼントはデパコス、と決めたのはいいけど、どのブランドで何を買えばいいか全く検討がつかない。

ドキドキしながら店内を回っていると、メチャクチャ可愛いケースに入った、中身もラムネみたいに可愛いフェイスパウダーが目に止まった。

ファンデは色合わせがいるけど、パウダーなら選びやすい。いいかも〜音譜と考えながら見ていると、ぱっちり目にお人形みたいなまつ毛の、色白の可愛いお姉さんが声をかけてくれた。

パウダーお探しですか?何でもおっしゃってくださいね〜」

確実に一回り、下手したら20ぐらい年下かもと思われるそのお姉さんに

「ちょっとプレゼントを探していて。このフェイスパウダーが可愛いなぁと。。。」と言うと

満面の笑みで

これすっごく可愛いですよね〜お肌、すごく綺麗に見せてくれるんですよ!」


「このブラシもありますか?」


すみません、こちら品切れでして。。。ご一緒にだとこのリップも今一番人気でして、唇がぷっくりしておすすめです。美容液たっぷりなんですよ!


「あ、これ。可愛いですね!」


ぜひお気軽にお試しして行ってください。先のパウダーとつけさせて頂きます〜」とカウンターに案内された。


朝から時間がなく化粧下地にパウダーのせただだけの顔とベビーワセリン塗っただけの唇にお姉さんがパウダーとリップをつけてくれた。


パウダーは細かーいラメが入っているらしく肌が自然にワントーンアップした感じになるし、元来口紅が苦手で40こえても薬用リップやワセリンで過ごす私だが、このリップにはテンションが上がった。



店内はまだ半分しか見ていなかったけど、感じのいい優しいお姉さんと話していると、これ以上のプレゼントはない気がして、パウダーとリップをプレゼントにつつんでもらった。


包んでもらいながら自分にも欲しくなる。がさすがに自分にまではなぁ、、、と思いながら、ふだん全く色をつけない唇が赤くプルプルなのに枯れかけた乙女心が踊る(笑)


結局自分にもリップを買ってしまったチューチュー


普段自分の使うベビーワセリンの10倍ぐらいするけど、、、


ジャーン!


人生初のデパコスチュー

この時まで「ゲラン」と発音することも知らなかったくせに買ってしまった(笑)

こんな小さなリップ一本をものすごく立派な紙袋に入れてくれる。


試供品も色々入れてくれて、最後に

「香水はお好きですか?」


「嫌いじゃないけど、普段は全くつけないです。」


そうなんですね。こちら今一番のおススメの香りでして。」

と薄紙にひと吹きして紙袋の上に被せてくれた。



歩いて帰る間、ずっといい香りがしてなんとも贅沢な気持ちになった。

デパコス。これからも自分とは縁遠い場所であることは変わらないだろうけど、たまーに、本当にたまーには足を向けてみたい場所になった。

過ごした時間はほんの30分ほどだったけど、なんとも至福の時間だった。