夫がまた出張に行った。
出発時間を聞いたら
「8時半に行く」と言う。
「はーい」と返事しながら、心の中では、どうせいつものように8時半が10時半に、なんなら午後出発ぐらいになるのだろうと思っていた。
それで皆んなの朝ご飯の準備だけしたら、スマホ片手にのんびりコーヒーを飲んだり、洗い物を片付けたりしていたのだけど、夫はいつもの倍速で家事を片付けはじめる。
バタバタと洗濯を干して掃除機をかけはじめた。
時刻は8時過ぎ。
夫のあまりの慌しさに思わず
「本当に8時半に行くなら家のことなんていいよ。自分の準備して?」と声をかけたが、
「ああ、大丈夫」
と答えながら、気忙しそうにイライラと掃除機の続きをする夫。
洗濯物干しと掃除機については、在宅勤務以降なんとなく夫担当の家事になって久しいのだけど、私からお願いした事はないし、こんなにバタバタする日は、全くやってくれなくていいのに、まるで主婦がたまの外出で家をあける時のごとく必死に終わらせようとする。
そんなに私の掃除が信用ならんのか?それとも単純に私の負担を減らそうとしてくれているのか?
が、ついに8時20分
「間に合わない。置いて行くわ」と掃除機を放置して自分の準備に取り掛かる。
この時点でようやくどうやら今回は本当に8時半に出て行くつもりなのだと悟った私。
夫を見送るつもりで玄関で待機して夫の様子をみていた。
着替えや書類をスーツケースに投げ入れるように荷造りして、転げるように玄関で靴をはく夫。
そして8時半ちょうどにいってらっしゃいのハグの時間も惜しい様子で飛び出して行った。
夫が出て行ってから私の頭の中は?だらけ。。。
移動手段は新幹線のはず。いつも時間も調べず適当に来た列車に乗って行くのに、なんで今日はこんなに慌てるの?もしかして急遽飛行機にしたのか?だとしたらなんであんなギリギリまで家事をするの?
あまりに気になったので、しばらくしてから夫にLINEできいた。
「新幹線乗った?」
「無事間に合った」
「今日は何時に乗りたいとか決まってたの?」
「52分のに乗れたら、午後から〇〇さんの所に寄ろうと思って」
「52分!?半に出たのに?タクシーでも無理じゃない?」
「ちょうどいい電車乗れたから間に合った」
「なんでそんなギリギリなのよ。イライラしながら出発しちゃって私そんな予定知らなかったから。」
「別に間に合わなかったら明日でもいい事だから」
「そう言うの早めに言ってほしい。私はいつものノリで思ってたから。行く行く言いながら午後からとかよくあるからさ。今日に限って本当に8時半に行くからびっくりしたわ」
「ごめんね」
別に謝ってもらう事ではないのだけど
それにしても夫と私の時間感覚の乖離が改めてよく分かった。
子供たちの学校行事、旅行、普段のちょっとしたお出掛け、それらの全てで夫は私に
「もう出るの?早くない?なんでそんなに早く行くの?」と言ってきて、基本10分前行動をしたい私はその度にイラっとしてきたのだけど、8時52分の新幹線に乗りたくて、8時半に家を出る人からすれば、そりゃ何でも「早すぎる」となるはずだ。
ちなみに新幹線の駅は我が家の最寄駅から2駅先(5分)だ。最寄り駅までだって私の足なら早足でも15分はかかる。乗り換えやチケット購入の時間を入れたら、8時半出発なんてなんの無理ゲーだよと思ってしまうけど、夫にとってはこれが普通なのだろう。
それにしてもギリギリ好きにもほどがある。
そんなこんなでこの週末は夫が不在で天気も悪かったので、子供たちと部屋にこもってひたすらダラダラしていた。
駄菓子屋さんで買ったお菓子でお菓子パーティーしたり、Amazonでアニメ映画見たり。
夫がいたらため息つかれそうなダラダラ具合だけど、いないので気楽
長女(小5)がギャルメイク道具作ったぁ〜と持って来た工作↓
なかなかよく出来ていて笑えた。
これで次女(年中)とメイク遊びしていて平和だった。