「本当に次女ちゃんこのまま大きくならないで欲しい!なんでこんなに可愛いんだろう。」
1日1回は夫がこんな事を言っている。
ぎゅーっと抱きしめるとまだ腕の中にすっぽりおさまるサイズ感も、本人は一生懸命説明しているつもりで全く要領を得ないおしゃべりも、何もかもが可愛い盛りの4歳児。
確かに、期間限定のこの可愛さをいつまでも味わっていたくなる気持ちが分からなくもない。
私にこういう小さい子供の可愛さを教えてくれたのは間違いなく次女だと思う。
こんな風に書くと誤解を生みそうだけど、長女(小5)が可愛くなかったわけでは勿論ない。
ただその可愛さを楽しむ余裕が私になかったのだ。あまりに必死で。
次から次にやってくる子育ての壁(寝ない、食べない、着替えない、泣き止まない等)を乗り越えることだけに囚われて。
とにかく早く大きくなってくれー!とそればかり考えて、子育てしてしまった。
自分のもてる時間のほとんどをかけて、手厚く丁寧に育てたのは間違いなく長女の方なのに、振り返ってみるとちゃんと可愛がれていたのか、心配になる。
それは今なお同じで、親にとっては第一子で経験することは全てが初めてだから、幼稚園に上がっても小学校に上がっても、とにかく心配が勝ってしまう。抑えていてもついつい口を出しすぎてしまい、生意気に反抗期ぶる長女にはすでに疎まれ始めている。。。
でもこの先さらに大きくなったら、今のこの時期すら可愛かったなぁと思い出すことになるんだろうなぁと思うから、最近は4歳次女と同じぐらい長女もぎゅーっとするようにしている。鬱陶しがられる時もあるけど、意外と「もっとしてー」とすり寄ってくる日もあって、こちはもまたまだ可愛い10歳だ。
ところで、次女は伸び伸びと我が道をすすんでいる。
寝る前に幼稚園での出来事を聞いて、絵本を読んで寝かしつけるのが、1日の終わりの癒しの時間なのだけど、昨日もちょっと笑ってしまった。
「きょうはねぇ、〇〇くんとあそんだよー!」
「そう。よかったね。〇〇くんの他には誰と遊んだの?」
「うーとね、〇〇くんだけ。だって〇〇くんしかお友達いないもん。」
「え?〇〇ちゃんや〇〇ちゃんは?」
「あ〜〇〇ちゃんはずっとおままごとしてた。〇〇(次女の名)はおままごと嫌いなんだもん。」
「え?次女ちゃんおままごと嫌いなの?」
確かに家でもほとんどやらないけど。。。
「うん、嫌い。ブロックと車で遊びたいから〇〇くんと遊んだ〜」
な、な、なるほど。。。
次女は本当に男の子の遊びが好きだと思う。
遊びだけじゃなくて色の好みも。
幼稚園で作ったと持って帰ってきた手裏剣。
皆んな好きな色の折り紙で作ったたそう。
仲良しのお友達はピンクとオレンジで可愛く作っていた。
次女は
「アオとクロがかっこいいかなぁとおもって〜」と言って見せてくれた。
うん、確かにカッコいい。かっこいいけどもー
少々カッコ良すぎない??