北の大地に華やかな彩りを添える はまなす の新芽です。


どんどん伸びてきました。
今年もピンクの綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。



日本は昔から森林を利用し、建物を建てたり生活用品を作ってきました。

江戸時代以前からも森林を切り出した後に植林を行ってきましたが、生活用品に使う木材は多種だったので杉や檜に偏ることなく桐、栗、紅葉、桜、ナラなどの広葉樹も植林していました。

ところが明治に入り、極端に杉に偏った植林が行われるようになり、山々は「緑の砂漠」という状況になりました。

杉林は生物が暮らしにくく、広葉樹林と比べて生物の種類は数十分の一以下と言われています。まさしく杉林は「緑の砂漠」。
杉林には熊や鹿などの動物たちの食べ物はありません。蝶やトンボなど虫たちはいません。


農林水産省は相変わらず杉の植林ばかりを推奨していますが、建築資材での杉の活用は減るばかり。
柱を切り出す長さは少し短くなりますが、広葉樹である栗の方が建築に向いている意見も多数あります。


杉も必要ですが、生物の多様性が認められている広葉樹を植林するメリットの方が今は大きいでしょう。



明日のために・その10
「広葉樹を植林すべし!」



広葉樹林は土の中の保水性もかなり高いので、水資源の確保や土砂崩れ防止にも役立ちます。