ARTITUDE(アーティテュード)
1996年にMICが下高井戸にあった時代に
カリフォルニアのマリブから発掘してきた2人目のジュエリーデザイナー
DARRYL COBB(ダリル・コブ)氏が手掛けていたブランド。
俺がJerry Van Amburg(ジェリー・ヴァン・アンバーグ)やBill Wall(ビル・ウォール)等と
出会うきっかけとなった重要なブランドでもあった。
そんな簡単な紹介は以前
MOTOLOG (「Jery Van Amburgとの出会い」)
で書いたことがありました。
1996年というと
まだまだブログどころかインターネットさえも使いこなせていなかった時代。
まさしく口コミでマリブの山の中から発掘してきて
口コミと雑誌の力を借りて育て上げ
90年代の日本のシルバーアクセブームの魁を担った1つのブランドとして
確固たる地位を築くことができたブランドでした。
また、この翌年(1997年)
MIC恵比寿がオープンし
BILL WALL LEATHERをマリブから発掘してきたことで
マリブが”ジュエリーの聖地”と呼ばれるようになったのです。
それからプロモーションの為MIC恵比寿に来店したことも。
1998年5月17日撮影
一方、ARTITUDEと言うブランドは
長い間活動をしている様子もなく
この情報過多の世の中にあって
非常に情報が少ないブランドとなってしまっており
情報を得る術は
昔掲載された雑誌の記事を読み漁るか
当時を知るコアなファンの方に話を伺うか
しかないのが現状のよう。
そんな状況下にありながらも
「古き良き時代」を知る方々の間では
まだまだ現役でお使い頂いている方や
大切に持っている方もいらっしゃる
今尚評価の高いブランドです。
そこで
昨日ARTITUDEの商品を初めて出品するにあたり
過去を振り返り
いろいろと思い出したことがあったので
ARTITUDEと言うブランドについて
備忘録としてここに書き留めておこうかと。
まずは、以下当時の我社のARTITUDEのブランドリリースをもとにまとめた文。
ARTITUDE(アーティテュード)
LA生まれ、LA育ちのジュエリーデザイナー、DARRYL COBB(ダリル・コブ)氏が手掛けていたブランド。
もともと造園業の会社を営んでいた彼は1998年にマリブの山中へと拠点を移し、造園業を営む傍ら1994年より独学でジュエリー製作を始めた。
それ故に植物、動物、昆虫、海の生物等自然をテーマにした作品が多くみられた。一方、ピエロハットや王冠を被らせた斬新で独特な雰囲気を持つスカル・コレクションは、スカルジュエリー全盛期を迎える前の日本で大ブレイクを果たし、日本のミュージシャンや芸能人にも数多くの愛用者がいた。
1996年MIC下高井戸店で日本デビュー。当時GABOR(ガボール)のレザーアイテムを製作していたVAN AMBURG LEATHERS(ヴァン・アンバーグ・レザーズ)社とBILL WALL LEATHER(ビル・ウォール・レザー)社がARTITUDEのレザーアイテムも製作していたこともあり、革製品においても定評が高かった。
ARTITUDEはマリブビーチから
車で15~20分程山を上って行った
山の中にある広大な敷地の中のアトリエで製作されていた。
1996年2月4日にマリブのレストランで初めて会ってから
何年もの間、1~2ヶ月に一度位のペースで訪れていた思い出の地。
2000年3月2日撮影
大きな犬が苦手な俺には
この白黒2頭の大きな犬が放し飼いにされていたこの場所でのミーティングは
ある意味毎回命懸けでした(^^;
そんな命懸けの思いで買ってきたARTITUDEの逸品。
ご興味ある方はこの機会に是非!