ウェブが人を中心にした構造に変わりつつあります。

この本は、ウェブ上での人の社会活動について理解するための入門書です。


本の中で、興味を持った話が2つあります。

1つ目は、「何らかの判断をするとき、脳の中では、どういう働きが起きているのか」。 2つ目は、「考え方を変化させるには」です。


■意識脳と無意識脳

意識をつかさどる理性的な脳は処理能力が限られており、無意識をつかさどる感情的な脳に頼りながら、脳は司令を出しています。


理性は感情に依存する。


私たちの行動と意思決定の多くは、無意識をつかさどる脳によって促されています。


なので、長い時間を掛けて問題を考えるよりも、選択肢を見て即座に結論を下す方が、良い判断を行える場合が多いそうです。


無意識脳が、過去の経験から詳細な分析を行い、選択肢に対して好感を与えます。


直感って、だから大事なんですね。


■習慣を変えるのは難しい

私たちは、これまでの行動や信念を変えようとするよりも、新しい情報のほうを否定するという反応をしてしまいます。


それだけでなく、逆に既存の信念の正しさを裏づけるような情報ばかりを探し、否定するような情報からは目を背けます。


考え方を変化させるには、まずは行動を変えること。

行動を変化させることで、意識の変化へと繋がります。


ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」/日経BP社
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