ラジオを聴いていたら面白い話題があった。江戸時代の流行りの化粧は白黒赤の3色で、室町時代?の流行りはカラフルだったそうだ。江戸末期には、口紅など玉虫色まであったそうな。かの平成前期の流行りのシャネル20番?ローズピンクなどそれに近いか?!ワタシの今のブームは、似たようなカラーのぼかし。テラコッタブラウンからベージュピンクのぼかしだ。印象派のようだが、和風に近い。ナチュラルカラーの洋服によく馴染む。先日、久しぶりにスカーフを巻いて外出したが、歳相応でしっくりきた。年増になると、ソフトなカラーが似合うようになった。







入院していた父親が退院し、家に帰ってきた。夕飯に、かんぴょうや、おしんこの寿司を買って帰ると、えらく美味しかったようで、ありがとう、ごちそうさま、と機嫌がよかった。あんなに嬉しそうな父親を見たのは久しぶりだ。「帰ってこれてよかったね(笑)。退院おめでとう。」ワタシは素直な気持ちを伝えた。しかし…、髪とひげは伸び放題、まるで仙人のような父親だった…。その姿に、あったのかわからぬようなワダカマリが、浄化されるのがわかった。残された貴重な父親の一日を笑顔にできたのかな…。



お釈迦様の話で、布施の話はたくさんあるが、布に関する話が好きだ。布施。中には、貧しい女が、自分の大切なお気に入りの衣類をお釈迦様に差し出す話もある。お釈迦様といえば、自分の生命力を保つ神通力さえ絶たれたお方だ。そのお釈迦様には、自分の一番お気に入りの衣類を差し出すことが相応しいのだろう。



ワタシは婚活中だが。過去、あくまでも過去大好きだった男性を、他者に差し出す?ことは出来る。ああ、あの人三高でかっこいいと。そんなワタシは、他者からの紹介は宛にしない。そんな紹介するくらいなら、自分が付き合ったり、結婚したいだろう!しかし、この世の中には、神やブッタに近い人もいる。ワタシですら、大好きだった男性を他者に差し出すことが出来るのだから…。



一人よがりの生活や婚活が苦手。だから、お金もあまりかけない。そんなん、年増が飾ってみたって(笑)。ガランと物の少ない部屋にいたら、落ち着く…。始まりなのか、終わりなのかわからぬような。浄土真宗の教えに、死と生の同時瞬間があるそうだ。そんな感じだ。毎日毎日が諸行無常…、その日の自分で、明日の自分を考える繰り返し。確実に歳を増す。どうか、時を悔やまぬように…。それを恐れて過ごす毎日です…。