春高バレー東京代表決定戦

切符を獲得した夜に・・

1月5日の春高バレー全国大会出場


日本一の夢の途中に

東亜学園・小磯靖紀監督が御逝去されました


連絡やツィッターなどでも、皆さん
お聞きになられているみたいですが(涙)




全国の切符を決めた、この瞬間の背中

私の最後の写メとなりました


隣は佐藤俊博コーチ

私は、春高バレーは
決勝戦は、もう18年間、女子は
解説か、ベンチリポーターI

男子は、ベンチリポーター一筋で、ずっと
解説者としては、一番長く誰よりも
近く、取材し、関わり伝えてきました
これは、私の財産であり、負けない
プライドであり、意地と、プロ意識

女子は、八王子実践時代から、菊間監督が
いらして、監督さん達は身近な存在

しかし、男子は一からスタートした取材
だった。学校や合宿に取材に行き
男子チームの監督さんと話をする

女子バレーとは、違うシステムや考えに
勉強になる事も多かった。

男子チームは、決勝戦のベンチリポーター
だから、1年に1校あるいは、2校共
担当する事もありました。

お世話になった監督は、数えきれません
しかし、この数年間の優勝高校を
担当させて頂いた私には、想い出が
多すぎる・・

今の現役だと、岡谷工時代、越川選手の
恩師である、壬生監督や

昨年だと、星城高校、石川選手の
恩師は、竹内監督


まだまだ書ききれませんが・・。



また、ミラクル東亜の馬橋監督から
受け継いだ、平成のミラクル東亜学園

10年連続になると表彰されますが
まさにその年だった春高出場
だから10年以上に渡り担当させて頂きました
そう、勿論
小磯・東亜学園の初優勝も私は
東亜ベンチリポーター!
涙、涙の瞬間は今でも忘れません


小磯監督!!
優勝の瞬間を含め、この数年間は
本当に密度濃くお世話になりました

柔らかく優しい表情が、コートサイドから
ベンチに
向かって座りに来る瞬間、
ベンチの真後ろにいる私に、
良く監督と
目が合いました。
わあ!ダメだなぁ、とか
ラッキーとか、そのプレーに対して
合図や言葉を下さいました


すかさず、ベンチリポーターとしては
マイクでコメントする絶好のチャンス
だったりもします。勿論、全ては
コメントしませんが(笑)

しかし、監督はいつも、そんな私を
分かって、様々なリアクションも
敢えてして下さる様な、リップサービス

何よりも、監督だけど一番の選手の
応援団なんだなぁ、といつも
多分、私だけが見える監督の愛を
感じる瞬間がありました。
隣には、信頼し、これからの東亜学園を
託す、佐藤コーチがいらして
私は、お二人が時折
厳しい表情で、作戦を話する瞬間
なんだかとても好きでした。

監督とコーチの役割がしっかりしていて
信頼があり、師弟関係も、
時として親子みたいであり
理想的な関係だったと思う


私は
今日の昼に
福岡県で仕事終わりに知った
訃報。

すぐさま東京へ戻り、OBの方や、父兄の
方々と御一緒させて頂き、小磯監督の
ご自宅へ監督に会いにいきました

安らかで、眠っているみたいでした

信じられない

佐藤コーチに、明日はとにかく1日寝るから
(涙)と昨日、監督は大会を終えて
そう
おっしゃったそうです。
早く起きて下さいよ・・と

コーチや、関係者そして
卒業したばかりのOBや、優勝メンバーも
大学の練習を終えて次々とご自宅へ
集まった。



だって、昨日は監督
話したじゃないですが・・
全国に向けて頑張るって。


勝利に喜ぶ、選手をそっと胸を撫で下ろし
ホッと息をついた監督。




まだまだ教わらなくてはいけない事がある
僕らはどうしたら、と言う選手の
思いは、あるでしょう
突然過ぎたから・・。


選手は、それでも1月5日から
闘わなくてはいけません

監督の思いは、みんなの活躍であり
笑顔であり、勝利であり、幸せだと思う


私自身は
取材を続けてきて、色々なお話をさせて
頂いてるうちに、私の舞台話を聞いた監督
なんと!
MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語
観に来て下さいったり、
キャスターとしては、本当に 色々  
教えて頂きましたが、女優としての夢に
関しても、本当に親身になり
舞台活躍の事も両方100%頑張れと
本当に公私共に
お世話になり、応援して下さった
先生だったのです


いつも温かく選手を見守り、しかし 勝負
には、貪欲で、誰よりもバレー人間だった
小磯監督


志し半ばで、まだまだやりたい事も
あったでしょう・・。


しかし、あとは
佐藤コーチ、また選手やOBが
東亜学園バレーを守っていくでしょう
素晴らしい栄光の財産があるし
宝物があるから。


いつも、休まず走って来られた人生

どうか、ゆっくり休んで下さいね。
安らかに
ご冥福をお祈りいたします

本当にありがとうございました

小磯靖紀監督の
これまでの功績や思いを私達は
しっかり、伝えて行きたいと
涙で滲む画面を何回も書き直しながら
やっとここまで書けました。
部外者ではありますが、本当に お世話に
なった方なので、思いを書かせて
頂きました。

本当に本当に
安らかに・・お休み下さい