さくらの美しい日に、

美しい結婚式に出席させていただきました。



築地の治作での、披露宴、

若い二人のしあわせそうな顔、

沢山の友人知人、ご家族の笑顔やうれし涙、

そして、心のこもった美味しいお食事とおもてなし、など。

私たちにとっても、心温まる嬉しい一日になりました。


おめでたい席に呼んでいただけるだけでも、

特別なことなのですが、

私には、もう一つ、スペシャルなことが。


母が仕立ててくれた30年以上眠っていた着物、

やっと、やっと着ることができました。

箱に入ったまま、名古屋、横浜、東京、アメリカ、香港、東京とめぐり、

ずいぶんと長い年月がたってしまいました。



もう、5年ほど着物は着ていなくって・・・。

お友達に着付けを手伝ってもらいました。

あーーー、よかった、ありがとう!!


私は名古屋出身。

ご存知のように、名古屋の嫁入りはすごい!?

母親がいないから、支度ができない・・なんて、

悲しい思いをさせないために、

母は亡くなる前に、いくつか着物を用意していてくれたのです。


規格はずれの私、一般的な反物では幅も丈も足りないため、

織ってもらい、それを染にだし、お仕立てし・・。

確か、母が糸を一本一本結んで、長い糸にしていたと記憶しています。


母が亡くなってもう30年近くになるのに、

今でも母に見守られている私なのですね。

あ・・・・、嬉しい・と・さびしいが混在しています。