久保田紺【川柳】@ おやすみと言われた先はひとりです
10/30 0:48

石井道子【川柳】@ 限界のちょっと手前でほめられる
10/30 5:52

森岡貞香【短歌】@椅子にゐてねむれる閒にあふ人にあひて別れきそれぎり逢はぬ
10/30 11:19

内田隆三(探偵小説の社会学)@ 探偵小説は、警察の監視する視線(不徳義)を、探偵という人物(正義)を媒介にして、人びとの私生活の領域にそっと内面化する権力のゲームに属している。
10/30 11:26

北山あさひ【短歌】@ スカートの膨らむままに暮らしたい遠い遠いギャグみたいに
10/30 11:28

やなせたかし(ユリイカ2013*8臨時増刊)@アンパンマンは「世界で一番情けないヒーロー」なんだよね。しょっちゅう、ジャムおじさんを頼って、ちょっと水に濡れても、「もう、ダメだ」って。
10/30 11:29

山川藍【短歌】@ 絶え間なくうごくマスクの奥に口ほんたうにいい一生だつた
10/30 11:37

舌津智之(どうにもとまらない歌謡曲)@婚外の男女関係はいずれも破綻する。つまり同棲歌の場合と同様、既婚恋愛歌とは既婚恋愛《解消歌》の謂であり夫/妻以外の君といつまでもという歌謡曲は存在しない。結婚に対するアンチテーゼである同棲や既婚恋愛はその挫折によって結果的に規範を裏書きしうる
10/30 12:20

舌津智之(どうにもとまらない歌謡曲)@ 桑田佳祐のキャンプ的力学の核心には、異性装ないしは異性への同化/変身願望が見え隠れする。その力学は、80年代以降、ジェンダーのみならずセクシュアリティの再定義をも促していく。男と女の性的モードの流動化。両性具有に向かう性差の攪乱
10/30 12:30

ドストエフスキー(地下室の手記)@わたしは自分の内に、たくさんのまるっきり正反対の力が棲んでいるのを感じておりました。それで私は意地悪どころか、何者にもなれなかったんです。意地悪にも、お人好しにも、卑劣漢にも、正直者にも、英雄にも、虫けらにもなれなかった。私は何者でもないんです
10/30 13:22

ドストエフスキー(悪霊)@あらゆることがすばらしい。赤ん坊の頭をたたきつぶす奴がいてもそれでもすばらしい。人間がよくないのは自分たちがいい人間であることを知らないということだ。それがわかれば女の子を犯したりはしない。自分がいい人間であることを知ればすべての人が即座にいい人間になる
10/30 13:24

泉紅実(句集 シンデレラの斜面)@ 嫌いな人に嫌われてゆく良かった
10/30 14:32

川島幸希(日本古書通信2001*12)@太宰治『晩年』の初版本には献呈本が多い。しかも識語入りのものがほとんどで、またその言葉も相当辛口。有名なのは、尾崎一雄宛の「オマヘヲチラト見タノガ不幸ノハジメ」。中村地平に宛てた「みんな みんな やさしかったよ。」などもトゲを含んでいる
10/30 15:19