- 笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]
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ああ、お宮さん、
ぼくは、オニクのためなら
死んでもかまわない。
★★★☆☆
笑の大学には、
舞台版:西村雅彦と近藤芳正。
FMシアター版:三宅裕司と坂東八十助
映画版:役所広司と稲垣吾郎。
三谷幸喜演劇のコンセプトっていうのは、
「じんせいっていうのは、
おもうようにはいかない」
というものだ。
なにかを・誰かとつくることの辛苦、
といってもいい。
生きるっていうことは
イレギュラーなファクターとの
闘いなのである。
それを修正すれば、
さらにまたあらたなトラブルが
生じる。
そうしたディスコミュニケーションの連続だ。
でも、その断絶=不・交通があってこそ、
ひとは、予想だにしなかった
新たなステージにあがることが
できるという三谷弁証法がある。
ディスコミュニケーションを
コミュニケーションの契機ととらえるか、
それとも、
コミュニケーションの終局ととらえるかは
あなた次第だ。
あなたのじんせいなんだから。
でも、三谷とっては
あなたのじんせいが
あなたの目の前のあなたの
じんせいでもあるんだよね。