カーヴァー『Carver’s dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選』

五つ星：★★★★★

カーヴァーは掛け値なしに大好きです。

日常に徹する卑俗なひとびとにも、
その日常の延長線上に
特別な一瞬があらわれうるのだということを
彼は教えてくれています。
もちろん救われようのない絶望もまた

日常と地続きなのだということを描くのも

彼は忘れていません。
小説も好きだけど、
ぼそぼそしゃべるカーヴァー自身もぼくは
大好きです。
ちなみに早起き過ぎるその訳者も大好きです。