こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます!

 

 

さて本日はばってん少女隊の話。なんといっても今年ラストの大一番ライブ、

「ばってん少女隊年末公演〜今宵はヒナタのジングルベル〜」について!!

 

もともとは他の予定()との兼ね合いがあり、

実は12月に入るくらいまでは参戦するか微妙な情勢だったんですが、いやはや、

このライブを見ておいて本当に良かったです。

当日の夕方に完売というギリギリの展開の先には

3階までギッシリ埋まる綺麗なペンライトの海があって、

美しい映像やDJの音楽をまとって歌い踊るばっしょーは輝いていて、

そしてその空間をメンバーもファンも万感の思いで見ていて、

こんなにキラキラした時間があっていいんでしょうか、ほんと。

 

演出においても、そしてばっしょーのストーリーにおいても、

ここまで良いライブが見られるのか、と思うくらいに素敵な空間が広がっていて、

こういうライブを見るために推してるんだよなぁ、という気持ちにすらなりました。


 

 

 

 

と、前段はこのくらいにしておいて、ライブ当日の話。

日が落ちた真冬の開場待ちで身体がヒエヒエになったり、

物販でハズレ(ハズレじゃない)チェキをいただいたり、

アリーナ席の狭さに苦心したりしながら、

上手側(愛ちゃん寄り)端でいざライブに挑みます。

ステージ幅からはかなり外れており、

演出的には正直少し見えづらい部分もありましたが、

距離が近いゆえにメンバーの色々な所作や表情が見えたところもありましたし、

愛ちゃん推しとしてはむしろ定位置な感じがして落ち着きましたね。(?)

座席位置の関係上、

これから書く感想は一部アーカイブをよりどころにしていますが、

そのへんはご容赦くださいませ。

 

 

 

ということで、このライブのセットリストは以下。

(公式があげてくれるとコピペで済ませられるのでありがたいですね)

 

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【セットリスト】
OPSE.でんでらりゅーば!
M1.Killer Killer Smile
M2.崇シ増シ×××物語
M3.さがしもの
MC
M4.OiSa REMIX(PARKGOLF)
M5.御祭sawagi(with PARKGOLF)
M6.禊 the MUSIC(with PARKGOLF)
M7.南風音頭(with PARKGOLF)
M8.あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜 (with PARKGOLF)
M9.BAIKA(with PARKGOLF)
M10.でんでらりゅーば!(with GuruConnect)
M11.OiSa(with GuruConnect)
M12.わたし、恋始めたってよ!(with GuruConnect)
M13.和・華・蘭(with GuruConnect)
M14.YOIMIYA(with GuruConnect)
MC
M15.Bright & Breezy
M16.OTOMEdeshite(PARKGOLF Xmas MIX)
M17.MEGRRY GO ROUND(PARKGOLF Xmas MIX)
M18.Dancer in the night(PARKGOLF Xmas MIX)
M19.無敵のビーナス(PARKGOLF Xmas MIX)
MC
M20.ヒナタベル
【アンコール】
EN SE(PARKGOLF SE) 
EN1.ますとばい
EN2.おっしょい!
MC
EN3.虹ノ湊
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(公式ツイートからセトリ引用)

 

 

 

ライブの大まかな構成は

 

・でんでら衣装でライブスタート

・DJパート①(陽 by PARKGOLF)

・DJパート②(陰 by GuruConnect)

・クリスマスアレンジVer.

・ヒナタベルでフィナーレ

(・アンコール)

 

という形でしたが、どの部分にもさまざまに工夫がありましたし、

DJパートやクリスマスRemixで「音楽」の持つ深みを見せてくれたのはもちろん、

アンコールでは盛り上がり必至の初期曲と客席登場で沸きまくり、

もはやばっしょーのライブでお馴染みとなっている綺麗な映像も

大きくリニューアルされたり、このライブならではの作りこみがされていたり、

衣装もばっしょーらしい統一感のある衣装が来たと思いきや

華やかなカラー衣装を身にまとって現れたりと、

大きな構成から細部の工夫にいたるまで、今回のライブをより良いものにしよう、

このライブで特別なものを見せようというチームの想いが伝わってきましたね。

 

「音楽を楽しむ」というメンバーの予告通り、

今までたくさん聴いていたはずのばっしょーの曲でも、

今回のアレンジによってまた違った表情も見ることができて、

うーーーーーーーん、脱帽という他ないです、ほんと。(何様だよ)

 

 

 

 

 

 

 

だいたいのパートごとに細かく見ていくと、

 

 

〇でんでら衣装でライブスタート

OPSE.でんでらりゅーば!

M1.Killer Killer Smile
M2.崇シ増シ×××物語
M3.さがしもの

 

開幕はでんでらのイントロからスタートし、でんでら衣装のメンバーが登場し、

「お、でんでらスタートなのね」と思わせておいてからの「Killer Killer Smile」。

ここから予想を裏切ってくるか、というか、ただでは魅せんよ、

という決意表明を見せつけられたような感じがありましたね。

個人的にもこの曲はばっしょーにハマりたての頃によく聴いていたので、

この大舞台でいきなり味わうことができて嬉しかったです。

そこから「崇シ増シ×××物語」と、BDM絡みの曲が続きますが、

フェスやイベントなどのコンパクトなライブで聴くことは決して多くない中、

僕にとってはコール有りでは初のタカシ()になりました。

そして3曲目は序盤から「さがしもの」で来るか、と唸るしかない展開となり、

理子ちゃんが言う通り、会場の「喉が開いた」状態になったような感じがしました。

あと人文字は「♡TDCH♡」だったかな?

 

ここまでは映像や演出などを使うところもなく、変わったアレンジもなく、

少し言葉を選ばずに言えば、

事前の予想からすると拍子抜けの部分もややあったかもしれませんが、

ここから怒涛の「音楽」があったライブ全体を今になって振り返ると、

助走というか、ポジティブな段差を作り出していたような気がしますし、

あるいはここでスタンダードを見せるというのも、

ある意味で音楽の楽しみ方のひとつなのかなぁ、なんてことも思ったり。

 

 

 

 

 

〇DJパート①(陽 by PARKGOLF)

M4.OiSa REMIX(PARKGOLF)
M5.御祭sawagi(with PARKGOLF)
M6.禊 the MUSIC(with PARKGOLF)
M7.南風音頭(with PARKGOLF)
M8.あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜 (with PARKGOLF)
M9.BAIKA(with PARKGOLF)

 

そしてMCでは自己紹介や愛ちゃんの楽しい客席煽りなどがあり、

メンバーがそのまま裏に引っ込んだと思えば、

中央からついに「あの」PARKGOLFさんが。

パーゴルさんが出てきた時の会場の高まりはかなりのものでしたが、

暗転後の雰囲気を残したまま、PARKGOLFさんのワンマンDJによる「OiSa」。

これまでたくさんたくさん聴いてきた「OiSa」が全く違った顔を見せ、

映像美と照明演出も相まってどんどん会場の熱や没入度が高まっていく、

あの不思議な空間は、本当にすごかったです。

ばっしょーのライブでメンバーがいない時間をどう表現するかは難しいですけど、

この時間はまぎれもなく「ライブの見せ場」のひとつでしたし、

このライブにしかない空気を作り出していたという点で、

数ある演出やパフォーマンスの中でも屈指の見所になっていたと思います。

 

そしてそこからは衣装を変えたメンバーが登場して、

PARKGOLFさん自身が手掛けた曲を中心に、

DJ Remixによる「陽」の世界が広がっていきます。

割とベタなように見えて、最近あまり聴く機会が多くなかった

「南風音頭」や「あんどこ」をスムーズな形で組み込んでいたりと、

ここも今回ならではの作りこみを感じるシーンがたくさんありました。

PARKGOLFさんのアレンジも、

打ち込みや低音がガッチリ響いてきたのはもちろん、

繋ぎやエフェクトもワクワクするような展開が散りばめられていましたし、

あんどこでのボール投げ入れ&客席降りも、

その浮き立つような空気にピッタリでしたね。

PARKGOLFさん自身もダンスに少し加わったり、

ボールを回収して大きくしたり?と、

まさに八面六臂の活躍がありましたし、

理子ちゃんが毬つきをミスるという面白ハプニングも含めて、

「陽」「楽しい」というのが色んな形であらわれた、素敵な展開でした。

あとアーカイブ1:45:53ごろのりるあちゃんがかわいいのでマジで見てください!!

 

また、そのウキウキ感とは少し違ったテイストの「BAIKA」で、

優しい、柔らかい「陽」があったのも深みを感じられて良かったです。

ただシンプルに楽しい!だけではなくて、

パーゴルさんによる「OiSa」の導入からラストの「BAIKA」にいたるまで、

色んな工夫や魅せ方で段差を作っているのが、構成としてすごく綺麗だなぁと。

 

 

 

 

 

〇DJパート②(陰 by GuruConnect)

M10.でんでらりゅーば!(with GuruConnect)
M11.OiSa(with GuruConnect)
M12.わたし、恋始めたってよ!(with GuruConnect)
M13.和・華・蘭(with GuruConnect)
M14.YOIMIYA(with GuruConnect)

 

そこからはPARKGOLF⇒GuruConnectという豪華なバトンタッチを経て、

一転して「陰」のパートが始まります。

(たぶん2人でグータッチしてたと思う。エモい。)

まずはGuruConnectさん本人が携わった「でんでらりゅーば!」。

普段であればかわいい楽しい~みたいなテンションもあるのですが、

音楽のアレンジに加え、「あやかし」的なテーマ(たぶん)の映像演出も相まって、

キュートで楽しげな雰囲気は残しつつも、

少し違う世界にいざなわれるような感覚になりました。すごい。

 

そして続く「OiSa」も、いつも通りの見慣れたパフォーマンスというわけではなく、

ダークな雰囲気をまといながら、

ダンスではストップなどのアレンジを加えて「違和感」「異世界」を作り出したり、

照明でもメンバー自身がライトを持ってミステリアスな雰囲気を魅せたり、

これもまた一筋縄ではいかない工夫がたくさん詰まっていましたね。

「OiSa」のヒットが昨今の方向性の基準になったであろう中、

このアレンジといい、PARKGOLFさんのDJタイムといい、

そのスタンダードに安住せずにより魅力的なステージを作ろうという気概も

ライブを通してめっちゃくちゃ刺さりました。

 

「わた恋」では後ろの扉も演出として生かしていたのはもちろん、

(個人的な思い込みかもしれませんが)照明演出では

春ツアーのわた恋で見せた要素が多分に取り入れられているように見えて、

そういうところからでも1年の集大成という雰囲気を感じられましたね。

ソロカメラで映し出されるメンバーの表情も本当に魅力的で、

そしてきいなちゃんも言うように、何より「OiSa」からの繋ぎが素晴らしくて、

いつも演出も含めて感心させられるわた恋に、今回も一本取られました、、、。

 

そこからは「和・華・蘭」「YOIMIYA」と、

暗い、というかクールな雰囲気が似合う曲で存分に「陰」を表現しきって終了。

特に僕は「和・華・蘭」がすごくすごく好みなんですけど、

今回ならではのDJアレンジに引き込まれるような映像、

そしてここまでの展開や世界観も含めて、

ここでこの曲を見ることによって、また深く好きになることができました。

 

 

 

 

 

 

〇クリスマスアレンジVer.

M15.Bright & Breezy
M16.OTOMEdeshite(PARKGOLF Xmas MIX)
M17.MEGRRY GO ROUND(PARKGOLF Xmas MIX)
M18.Dancer in the night(PARKGOLF Xmas MIX)
M19.無敵のビーナス(PARKGOLF Xmas MIX)

 

その後のMCでは、外見のイメージより穏やかなグルさんのトークや、

もはや見慣れたパーゴルさんのかわいらしい姿(?)を楽しんで、

ここでメンバーは華やかなカラー衣装にチェンジ。

ばっしょーでここまでビビッドなカラー別の衣装は見たことないな、と思ってたら、

メンバーも「初めて着た」「ずっと着てみたかった」と、

やはり彼女たちにとっても新鮮な様子。

なんかちょっと昔のとき宣っぽい衣装だな、と思ったのはヒミツ。

 

めちゃめちゃ可愛らしい姿で、続いてはPARKGOLFさんが手掛けた

クリスマスアレンジVer.のブロックにうつるということで、

まずは「ヒナタベル」と同じ「Bright & Breezy」を披露した後、

ここから楽しく、切なく、そして美しいクリスマスメドレーが始まります。

 

「OTOMEdeshite」はクリスマスミュージックを混ぜたようなアレンジが印象的で、

この曲の「楽しい」という軸の部分はしっかり残しつつも、

いつもより軽妙でクリスマスらしい雰囲気のアレンジに仕上がっていて、

メンバーもその空気を楽しんでいるように感じられてよかったですね。

特に2番の後の間奏とそのダンスが楽しそうでめっっちゃ好きです、うん。

 

「MEGRRY GO ROUND」ももともと楽しいテイストが色濃い曲ですが、

これもまたいつもとガラッと違うアレンジで、いつもとは違う魅力がありました。

そして、ここで思ったことがふたつ。

まずひとつは、(素人目なので違ってたら申し訳ないのですが)

「今回のアレンジは『音の引き算』を魅力的に使っている」ということ。

そしてもうひとつは、この「音の引き算」からも繋がるんですが、

「ただ楽しい!華やか!なだけのクリスマスメドレーではない」ということです。

 

MCで「PARKGOLFさんがアレンジしたクリスマスメドレー」と聞いた時には、

正直、すごく華やか!楽しい!の渦で一杯のメドレーが来ると思ってたんですけど、

ただ闇雲に盛り上げて、クリスマスの「陽」の部分だけ見せつけるわけでなくて、

冬の静謐さとか、クリスマスの美しさとか、

非日常に伴うちょっとした切なさとか、そういう側面も含めたメドレーなのかなぁ、

とポエティックなことも思ったりしました。

 

 

そして、それが確信に変わったのが「Dancer in the night」です。

ここの曲繋ぎが本当に好きなんですけど、

さらにそこからAメロが入った時の音の少なさと言ったら……。

楽曲としても、フロアと日常の境目をあらわすメッセージが多いですし、

まさに「クリスマスという特別」と表裏一体になる切なさを表現してるのかな、

という気持ちになりました。

また、メンバーがアレンジに合わせて歌い方を変えているのも印象に残っていて、

理子ちゃんの「あの場所へと急ごう」なんか、もうすごく良かったですね。

もともとこの楽曲が好きで、

始めてライブに行った時にサビ前の瀬田さんパートに心を奪われた記憶があるので

自分にとっても思い出深い曲ではあるんですが、

ここまでメッセージとして自分に落とし込まれたのは初めてかもしれませんし、

個人的には、この曲がクリスマスメドレーの肝になるというか、

ある意味ですごくメッセージが現れている曲なのかなぁと感じました。

 

 

 

で、うん、なんといっても、「無敵のビーナス」です。

これも僕にとってはばっしょーを好きになった最初期に聴いていた曲で、

「音楽の日」での人気ランキングからもわかるように、

多くの人にとっても特別な曲であると思うんですけど、

それがまさか、こんな形で届くとは……。

 

「Dancer~」の後、メンバーが上段にあがって、バラードらしいイントロが入って、

「え?ばっしょーにこんなバラードっぽい曲あったっけ?

いや新曲か?でもヒナタベル出た直後やし、クリスマス曲被せるか……?」

と困惑が頭の中を駆け巡ったんですが、瀬田さんの歌い出しに入るところで、

誇張抜きで、あまりの衝撃に頭を抱えてしまいました。

正直、ばっしょーがこうして歌い上げるイメージはあんまり持ってなくて、

もう少し言ってしまうと、

歌唱面は少し弱いのかな、と感じることもあったんですが、

この大一番で、メンバーにとってもファンにとっても大事なこの曲で、

この日一番のアレンジで心を込めて歌い上げるその時間は、

本当にかけがえのないシーンでした。

 

「優しい言葉はいらない 前に進む強さを」と声を震わせて歌うりるあちゃんに

思わず心がキュッと掴まれてしまったりと、

この曲の中だけでも大切な瞬間がいくつもいくつもあるんですけど、

今回のライブ、というか今までばっしょーを見てきた中で

一番といってもいいほど自分の心に響いてきたのが、

愛ちゃんの「世界で一人だけここにいる」というパート。

 

先ほど話したりるあちゃんのパートや、

愛ちゃんパートの直前に「私は私でいいよね?」と瀬田さんが歌うシーンなど、

この曲が含むメッセージを全部ひっくるめて、

その上でそれを受けての愛ちゃんの「世界で一人だけここにいる」という歌声が、

うまく言えないんですけど、自分の大事なところに刺さりました。

揺れる感情や弱さを持ちながらも、

でもこの大きな会場で、たくさんのファンの前で、スポットライトを浴びて、

確かな優しさをたたえた愛ちゃんらしい歌声で、

「世界で一人だけここにいる」と歌っている意味を考えたら、

なんかね、すごくいいなって、思ったんですよ。

 

今まで「無敵のビーナス」の歌詞を見て歌を聴いて、

もちろん感じるものはたくさんありましたけど、

ここまで寄り添って、メンバーや自分に投影したりする形で感じられて、

すごく感情が揺さぶられました。

僕が今までこの曲をちゃんと聴けてなかっただけかもしれないですけど、

この「無敵のビーナス」を聴けたこと、そしてここで感じたことは、

僕がばっしょーを応援していく中でずっと忘れないんだろうな、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

〇ヒナタベルでフィナーレ

M20.ヒナタベル

 

そんな美しいクリスマスアレンジメドレーも終了し、

最後は「ヒナタベル」で本編フィナーレを迎えます。

歌詞がライブタイトルにもなっているこの曲ですが、

背景も南国のクリスマスっぽい遊び心にあふれていましたし、

楽曲自体の華やかな雰囲気も相まって、パッと明るくなったような気がしました。

こういう側面もばっしょーらしいな、と感じられるような空気でしたし、

DJパートやクリスマスアレンジのような工夫の仕方ではありませんけど、

シンプルにこの楽曲やステージを楽しんで幸せな空間を作っていくその姿も、

また「音楽を楽しむ」というコンセプトを体現している瞬間なのだと感じました。

楽曲そのものの独自性や空気感を踏まえても、まさに

「ばっしょーのクリスマス」を飾るに相応しいラストだったんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

〇アンコール
EN SE(PARKGOLF SE) 
EN1.ますとばい
EN2.おっしょい!
MC
EN3.虹ノ湊

 

盛りだくさんの本編もついに終了し、残すはアンコールのみ。

「ますとばい」「おっしょい!」という鉄板曲や、

大規模なワンマンライブでどうしても期待してしまう客席登場など、

ある程度「こういうアンコールが来るかな」と予想がつく流れではありましたが、

実際にこの会場で、楽しさの渦で飲まれるような勢いを感じると、

そんな安易な想像では到底予見できないくらいの盛り上がりがありましたね。

そりゃこういう展開だよな、と頭ではわかっているんですが、

予想通りに進んだうえで、楽しさがその予想を遥かに上回ってくる時の

多幸感といったらもう、、、。

 

客席登場はアリーナの非通路側には若干厳しいところがあって、

アリーナがフラットなのでどうしてもメンバーの様子を見ることは難しいんですが、

それでも比較的近い場所を理子ちゃんが通っていった時は嬉しかったですし、

客席登場で会場全体が盛り上がってるその空気自体が

なんだかソワソワ&ワクワクとした楽しさを感じさせてくれました。

また、客席登場に合わせて披露されたのは「ますとばい」と、

そりゃもうこっちの熱量も上がるしかないでしょう、

もちろんこの曲はすごく盛り上がる楽しさもあるので、

欲を言えばステージを中心にブチ上がるライブも見たかったのは否定しませんが、

でも客席登場でここまで熱くなれたのもこの曲だからこそだと思うし、

どちらも望むのは贅沢というものです。

 

 

 

そして「ますとばい」の終盤でステージに戻った彼女たちは、

そのまま立て続けに「おっしょい!」を披露します。

もうさ、こんなん盛り上がらない訳ないやん???

今更この曲に対して何か言うこともないくらいお馴染みの曲ですけど、

個人的にもこの1年でばっしょーの現場に多く行くようになって、

声出しが解禁された「おっしょい!」をZepp Shinjukuで初めて体験して、

そこから約半年で何度も楽しい「おっしょい!」を味わって、

その1年の集大成となる場所で楽しむ「おっしょい!」はまた格別でしたね。

 

 

 

その後のMCでは2024年のみゆゆ生誕&ワンマンライブに、春のZeppツアー、

そしてさらに9周年ライブの日程が発表され、

年末に来年の楽しい予定までお知らせしてくれる幸せをかみしめながら、

続いてメンバーの挨拶となりました。

愛ちゃんが色んな意味で「らしい」挨拶を見せてくれたり、

瀬田さんがZeppツアーに関する過去の悔しい想いを吐露していたりと、

色んな気持ちが伝わってきましたが、

なんといってもグッと来たのは、りるあちゃんの挨拶です。

 

「周年ライブ」と何度も言い間違えては魔法()でなかったことにしたり、

りるあちゃんらしい微笑ましさは健在でありつつも、

「やりたいことがいっぱいある」と、りるあちゃんが伝えてくれるのが、

もうすっごく嬉しくて……。

 

僕がばっしょーのライブを見始めたのは

ちょうどりるみゆにとって初の大舞台となった6周年記念ライブなんですが、

当時は舞台に立つのが精いっぱいという様子で、

お姉さんたちのようにキラキラの魔法を使えるようになりたいと、

その背中をひたむきに追いかけているような印象がありました。

ですがそれから月日が経ち、確かな自信を持って成長したりるあちゃんが、

「まだまだいっぱいやりたいことができた」と、

自分自身がアイドルとしてこうしたい、あれをしたいという未来を見据えて、

そのためにみんなともっともっと歩んでいきたいと伝えてくれるのは、

僕にとってはすごく感動的な瞬間でしたね。

 

願わくば、

りるあちゃん自身がやりたいこととか叶えたいことを前向きに目指して、

その未来が現実になる瞬間を糧にして、

そこからさらにまた未来への希望が生まれていくような、

アイドルとしてそんな道を歩んでくれたらどれほど幸せだろうか、と、

老婆心ながらそんなことを思いつつ、りるあちゃんの挨拶を聞いておりました。

 

 

 

 

 

と、少し話がそれてしまいましたが、そんな彼女たちの挨拶を経て、

ラストは「虹ノ湊」。

理子ちゃんが「『夏』をライブに置き換えるとすごくしっくりくる」という旨の

話をしていましたが、まさにその通りで、

夏の楽しさと切なさがライブの瞬間に重なるような、そんな情緒深さがありました。

(あんまりここで僕が言葉を弄する意味もないというか、

ステージに立つ理子ちゃんの想いが100%のものだと思うので、

詳しくはそれぞれ配信アーカイブを見たり記憶をたどったりしてください)

 

クリスマスの年末ライブでアンコールラストに「夏」がテーマになる、

そんな一見アンバランスな変遷もなんだかすごく魅力的で、

まさに万感の思いで、ペンライトの海の一部になることができました。

僕が「虹ノ湊」を楽しむことができたのはもちろんですが、

彼女たちにとって忘れられない景色のひとつになれたのであれば何よりです。

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、セトリ順に振り返る感想は以上になります!

もちろんセトリから振り返る部分以外にも良かったところはたくさんあって、

メンバーはいつも以上に輝いていて可愛く見えて、

特に愛ちゃんの高めツインがビックリするくらい可愛くて、

衣装も紅白衣装はもちろん、カラー別衣装なんかもうめちゃめちゃに魅力的で、

そしてライブの構成も大きなところから細かい演出にいたるまで素晴らしくて、

ばっしょーというグループの道程においてもマイルストーンになる瞬間で、

もうなんかさ、ほんとに、どこを見ても最高のライブでした。

 

これは僕の思い込みかもしれませんけど、

メンバーやDJはもちろん、裏方まで含めた

「よりよい『音楽』を、よりよい『ライブ』を作る」

「1回限りのステージを素晴らしい、楽しいものにする」

という強い想いが伝わってきて、

その努力や創意工夫が結集するとこんなにも素晴らしいライブになるんだな、と、

エンターテインメントに対する感動すら覚えるくらいの、

かけがえのないライブになっていたように思います。

 

 

 

 

そして、そんな素晴らしいライブを見せてくれた彼女たち、

さらに裏方まで含めたチームばっしょーには、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなに素敵なライブを見せてくれて、本当にありがとうございました!

2023年もありがとう&2024年もよろしくお願いします!!