同じこと言ってるじゃないんだ
入れ替わり立ち替わりぐるぐる回って
核心をついて出た言葉は
これまでもこれからも変わらない言葉たち
誰かどうか
連れてって欲しいんだ
おいしいコーヒーでも飲みたいんだよね

シェフご自慢の腕のかかった料理たち
ちょっと頼み過ぎた感は否めない
もうお腹に入らないよ
悲しそうなシェフの顔
「お代金はこちらになります」と
自分の懐の小ささを思い知る
誰かどうか
連れてって欲しいんだ
季節を戻して紅葉でも見に行きたいよね

確かこんなかんじ もし自分が 君だったら どうしたんだろう?
確かこんなかんじ もし君が 自分だったら どうしたんだろう?
誰かどうか
連れてって欲しいんだ
連れてって欲しいんだ



外に駆け出して
マフラーを忘れたことに気づく
自転車に乗るにしても
手袋がないことに気づく
連れてって欲しいんだ
連れてって欲しいんだ
誰かどうか
連れてって欲しいんだ
もうとっくに前から虜だった
今でも肌で思い出す 得体の知れない熱い衝動
夕暮れ時の出来事
TVをよくのぞき込めばこんな溢れ返っていて
どことなく手で掴めば忘れかけてた
きらびやかな空気の匂いがする


特別にどきどきしてた 遠い空に想いを馳せて
いつでも枠を越えて飛び立つよ
ところでみんな今はどんな生活をしているのかななんて
言葉も分からず通い合った時間


何度も後悔した日もあったんだ
リアルタイムで触れることに嫉妬していた とても笑える話でしょ?
君が終わった後に自転車を走らせることがなかったならば
あれこれ考えながら苦いコーヒーを飲んでいただろうね


全てを見せた時には
しばらく荒んだのを覚えてる
冷たくした自分を経て僕は今ここにいる
また君のこと思い出して
今度こそは離さないと
知らない君に会いに行く

そう遠い先ではないから

気長に待っていて欲しい
これまでの自分の切れ端を少しずつ手にとって眺めてみる
お腹がよじれるくらいの笑顔
張り裂けそうなくらいの悲しみ

ところで何がちょっとは変わったかだなんて僕にはまだまだ全然わかんないし
好きになってもらった僕も
嫌いになってもらった僕も


ねえねえ 今日は空が綺麗だよ
ねえねえ 冷たい空気もいいもんだよ


しばらくして返って来たものを僕はとても大切にしたいんだ
それでもお腹いっぱいになるのが怖い
最低の男にもなりたいとすら思う

ねえねえ 今日は空が綺麗だよ
ねえねえ 冷たい空気もいいもんだよ



甘い甘いこんな気持ちを
いつまでもいつまでも持っていたくない



素敵な夜に相も変わらずお気に入りの音楽をかける
いつから聴いてるんだろう
「そんなことどうだったっていいでしょ?」

こうして減らず口に叩き疲れてしまったら
解決策を求めて覚悟を決める?
みんなが言う「そんなことどうだったていいでしょ?」


ねえねえ 今日は空が綺麗だよ
ねえねえ 冷たい空気もいいもんだよ



甘い甘いこんな気持ちを
いつまでもいつまでも持っていたくない
甘い甘いこんな気持ちを
いつまでもいつまでも持っていたくない
甘い甘いこんな気持ちを
いつまでもいつまでも持っていたくない