俺は殺害現場まで足を運んだ。



新宿の裏路地


今は立ち入り禁止になっている。


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おじさん。どうして・・


俺には身寄りがおじさんしかいなかった。


高校の時から面倒を見てきてくれたおじさん。

犯人への怒りがこみ上げる。



そこに、



1人の男がやってきた。


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「佐藤ツバサさんですよね?」


男は警察手帳を見せてきた。


警視庁捜査一課の人間だ。


俺とおじさんの関係はもう分かっているらしく、少し聞きたい事があるらしい。


2人で喫茶店に入る事にした。


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この男は今回の事件を担当している刑事。

名前はナガムネ。

今時珍しく、髪に大量のポマードを付けて髪を整えている。


俺は今回起きた出来事を全て話した。


そして、

おじさんは詐欺犯罪グループのリーダーだと言う事、

普段は偽名を使っており、本名はギンジョウ ケンタロウだと言う事

信じられない話を聞かされた。


しばらく話し込み、


今回の事件は必ず解決すると約束し

ナガムネ刑事と別れた。




おじさんの死、おじさんが俺に隠していた事、全てがショックで呆然としながら、おじさんの殺害現場近くをうろついていた。


新宿の裏路地。



辺りを見ると暗くなってる。


もうこんな時間か。


とりあえず家に帰ろう。





気付いたのはその時だった。





ん?






??





・・





やはり、






誰かに付けられている。



俺は後ろを振り返る



するとそこには

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フードを被った怪しい男が俺を見ていた。


俺は全速力で逃げ出した。