坂道シリーズ等出演『テレ東音楽祭』感想... | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

昨晩、テレビ東京にて大型音楽番組『テレ東音楽祭』が放送されました。

 

坂道シリーズからは3坂道そろいぶみで、乃木坂と日向坂は生放送でしたが欅坂46は録画で登場しました。おそらく出演時刻が21時台ということで山﨑天ちゃんのような年少メンバーに対する配慮だと思われます。

 

しかし、スタジオトークも期待していただけにちょっと残念... 

披露曲も『誰鐘』で、一部で期待されていた『10プ』ではありませんでした。

 

ただ、全般的にみて、パフォーマンスとしては良かったように思います。

 

 

 

 

 

激しい一辺倒ではなく、ほぼみんな美しくゆるやかに舞っていて、欅坂46がこれまで大事にしてきていた”曲を伝える”ということがまずまず出来ていたのではないかなと。

 

個人的には、振り付けの一部は元々あってないんじゃないか感が昨日も払しょくし切れなかったですけどね。

 

なお、メンバーのなかで一番良かったと思ったのは小林さん。

 

「世界中のどこにいても...」のところの表情の作り方が良かったです。

 

(出典元:上記まとめサイトの記事より)

 

この他に、「争いごと起きそうになったとき、あーあー」のところ、それから、「自分の言いたいことを声高にいいあっているだけだ」のところの2ヵ所についても表情が良かったです。

 

 

 

彼女はここ最近、殻を破りつつある感じがします...

 

昨年暮れから今年にかけて、絶対的センターの平手脱退,ドキュメンタリー映画のインタビュー撮影,けやかけでの活躍,そして誰鐘はセンターの無い曲とは言いながらも実質的にはいちばん目立つポジションを任され、これまでの活動を振り返りつつ考えに考えを重ねることを通じ、覚醒しつつあるのかもしれません。

 

彼女は来月に封切られる映画『さくら』にも出演しますし、先日解禁されたユニエアのCMにも単独で使われましたから、運営から新生櫻坂46のキーマンと見られていることは間違いなく、ここ最近のメディアへの露出頻度も高いです。

 

月曜日(9/28)には雑誌『with』にロングインタビュー記事が載りましたし、昨日は雑誌3誌(BUBKA、BIG ONE GIRLS、FREECELL)にも登場しています。

 

 

昨日もカメラワーク上、多く抜かれたメンバーのうちのひとりでしたね。

 

 

ただ、坂道シリーズのなかでは、この日の主役はこの人だったかな。

 

 

 

 

 

そう、”代打の神様”ナカダカナさんが古曲『おいでシャンプー』でセンターをつとめて有終の美を飾ったこと。これが一番目を引いたかな...

 

彼女はときにアンダーに落ちながらも、最後の最後で、結果的にそれを逆境にも不遇にもしなかったイメージを生み出すことに成功したように思います。

 

”アイドル人生”、いや、というよりは”乃木坂人生”といっていいかな、それを充実させて終えた感を昨晩あらためてひしひしと感じました。

 

レコ大にも紅白にも出て、ラジオのレギュラーに麻雀キャラと、バラエティー面でも活躍を見せつけた彼女の乃木坂人生でした。

 

最初で最後のセンターを昨晩の『テレ東音楽祭』ではつとめたわけですが、センターを目指すことがプロ意識ではないということをも身をもって証明したと言えますね。

 

要は「あたしがあたしが」とばかり前へ出るだけが能じゃないんだよということ。

 

そもそもグループアイドルのメンバーというものは、グループという基盤の上に乗っかって活動している存在です。

 

ということは、そのグループにとって最もふさわしいセンターキャラがいれば、その子が全力を出し切れるように援助するのがプロ意識というものでしょう?

 

そういう存在とは、昨日の記事にも書いたように、欅坂46でいえば平手さんであり、ドラマ半沢直樹であれば堺雅人さんなんです。

 

ドラマ半沢直樹は今回が第2シリーズでしたが、2013年に放送された第1シーズンで堺雅人さん以外の俳優さんが「第2シーズンでは半沢役を目指します!」なんてもし言ったとしたら、それって明らかに変でしょ??

 

逆に言えば、次回作(半沢直樹第3シーズン)がもし作られるとして、大和田役の香川照之さんや中野渡頭取役の北大路欣也さんが「次回の半沢役など、私は目指しません」と言っても、それをプロ意識の無さだなんて言うバカな人は、世間には誰ひとりとしていやしないでしょ?
 

そゆこと、です。

 

つまり、かつてAKB48グループのファンの多くの人が言っていたような「誰でもセンターを目指すべき」論は、陳腐で滑稽な主張なわけだ。

 

なぜなら、半沢直樹に出演中の役者さんの誰もが半沢役を目指すような事態に当てはめてみたら一目瞭然だから...

 

つまり、”全員がセンターを目指すべき論”は、アイドルグループというものを一般企業の職場かなんかと混同してしまっているという意味で間違っているということです。

 

 

話しを『テレ東音楽祭』に戻すと、AKBのステージでは、ゴマキこと元モー娘の後藤真希さんがセンターをつとめました。

 

これがまた、ドハマリ!!

 

(出典元:下記、柏木さんのツイートより)

 

共演したAKBメンバーも、卒業メンでさえも、全員が彼女をたたえるSNSを発していました。

 

向井地美音「後藤真希さんの圧倒的なアイドルオーラとパフォーマンス、リハーサルから本番までたくさん勉強させて頂き感激でした…!貴重な経験をありがとうございました涙」

柏木由紀「ありえない夢が叶った瞬間です!!! 生きてたらこんな日もくるんだなぁ。。 今日は泣いてしまいそう。。。」

宮澤佐江「ゴマキがAKB歌ってる… すごい、、、すごすぎる、、、嬉しい。。。。」

岡田奈々「小さい頃から 大好きだったので 本当に幻のようです 。#後藤真希さん」

小栗有以「後藤真希さんとのパフォーマンスは とても貴重な時間でした」

山内瑞葵「AKB48のメドレーを 後藤真希さんと披露させていただけてとっても幸せでした」

久保怜音「後藤真希さんとのコラボメドレー さよならクロール を披露させていただきました! とても幸せな時間でしたぁ」

下尾みう「後藤真希さんとの共演とても嬉しかったです♪」

山根涼羽「後藤真希さんがAKBのセンターって凄い(中略)キラキラしてて笑顔でこれがAKB … !って感じでした」

 

もうリスペクトを通り越して、すっかりゴマキの軍門にくだった感じ。

 

でも、これでいいんです...

 

センターポジションはふさわしい者が立つ場所であり、現在のAKBにはゴマキを超えるメンバーはいないということ。

 

だから、AKBメンバーでもゴマキをたたえて推すことがプロ意識。

 

興行的にはそれが正解だから...

 

ネットの声もおおむね好評でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜の『テレ東音楽祭』は、いろいろと勉強になりました。

 

それに、ゴマキに持っていかれたAKBに、最初で最後のセンターをつとめた中田花奈、初めて大型音楽番組で2曲(たぶん)をパフォーマンスした日向坂、見納めの欅坂46とレアーな映像のオンパレード。

 

とても楽しめました クラッカークラッカークラッカー

 

テレ東さん、感謝,感謝,感謝です ニコニコ