この前、ネットニュースで完全栄養食だけで6年間生活している人が紹介されていた。

 

1日2回、粉末タイプの完全栄養食とプロテイン、調整豆乳を混ぜたドリンクを飲んでいるのだそう。

 

 

完全食、過去に興味を持って調べたことはあったけれど、実践には至らなかったなぁ。

 

食事についてアレコレ考えなくて良いというのは魅力的だけれど、結構いいお値段するし、何より添加物が多いのが気になって。

 

食材はシンプルであればあるほど良いという信仰を持っている私には受け入れられなかった。

※布教活動は一切しておりません。

 

ザ・極端の極みともいえる食生活だけど、この人は世間一般でいうところの「意識高い系」に属するらしい。(ニュース元の動画でそういった表現があった。)

 

私が思う意識高い系とは違うけど、確かにタイパの良いイマドキの人って感じはした。

 

でも摂食障害の人がこれをやると、完全に病気で頭おかしい人になるんだよね。(苦笑)

 

「どうして普通の人は極端な食生活をしても許されて、摂食障害の私はダメなのだろう?」

 

摂食障害歴が浅かった頃は、このパラドックスに難儀した。

 

もちろん、極度の低体重であれば絶対にNGだと思うけれど、私を含め、そうではない摂食障害の人はたくさんいるわけで。

 

…でも、今ならハッキリわかる。


冒頭の人が完全食に至った理由は、「やりたいことが多すぎて食事に手間や時間をかけるのがもったいないから」。

 

食べること以外に意識を向けることに四苦八苦し、やりたいことを何ひとつ見つけられない私とは真逆。

 

完全食が身体に良いかどうかはわからないけれど、この人はとても健全な精神を持っておられると思う。

 

何の生産性もないくせに、添加物ガーとか加工食品ガーとか言っている自分の滑稽なことよ。(笑)

 

これでも病気になる前は、どちらかというと食べることにあまり興味がない人間だったんだけどなぁ。

 

食べることは人並みに好きだったけど、お腹がいっぱいになれば何でもOKという感じだった。

 

人と自分を比べちゃいけないのはわかっていても、改めて摂食脳のヤバさを実感してしまう。

 

宇宙人が攻めてきても治る気がしない。