日本の大和魂(軍国主義)の象徴と言われているのがこの和歌です。
敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花
作者は本居宣長です。
直訳すると「大和心(日本人の心)とは何かと人が尋ねたなら、朝日に照り映える山桜の花のようなものだと答えよう」です。戦争中は軍国主義を煽るような意味合いで使われたりもしたようですが、本来の意味は、日本人の心を、一瞬に凝縮された山桜の美しさにたとえたものでしょう。ヤフー知恵袋より
日本海軍は神風特攻隊にこの和歌の文字「敷島」「大和」「朝日」「山桜」を隊の名前にしました。いつからか日本人の心は花(平和)を愛する人から軍国主義に変わってしまったのです。
ウィキペディア大和魂より
(大和心は)日露戦争戦勝以降の帝国主義の台頭に伴い、国家への犠牲的精神とともに他国への排外的・拡張的な姿勢を含んだ語として用いられていき「大和魂」という言葉も専ら日本精神の独自性・優位性を表現するものと解されるようになった。
昭和初期の第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となった。
関東軍の重砲兵として入隊した当時「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に当たる」と教えられた。疑問を挟むと「貴様は敢闘精神が足らん。砲の不足は大和魂で補え」と怒鳴られた。
—中内功「私の履歴書」(日本経済新聞、2000年1月31日)
新しい元号が「令和」に決まりました
これは大和魂のような軍国主義ではなく
平和を愛する大和民族の大和心に戻ろうという思いで
出てきたのではないでしょうか