皆さんこんにちは
今回は以前にKAWASAKI ZX-25R(レース専用車両)のチューニングをご依頼いただきました、Team TJC様から、新たに下記2車種のご依頼を承りました
◆HONDA CBR250R HRC 2014-2021
◆HONDA CBR250RR HRC 2020-2022
上記2台はレース界では定番中の定番であり、非常に多くの方が利用していることもあり、相談件数も多いことから、今回は開発を実施させていただきました。
今回はHONDA CBR250RR HRC 2020-2022のECUチューニング(ベースマップ変更)につきまして、ご紹介させていただきます
本開発は専用ソフトのHRC DATA SETTING TOOLでもこれまで通りの調整が可能でありながら、ECU内部のベースマップの最適化を行うチューニングでございます。
ECUチューニング(ベースマップ変更)
今回はTeam TJC様からのご依頼により、HARC-PRO フルエギゾーストマフラーにつきまして、シャーシダイナモを利用した燃料マップ調整(現車セッティング)までの作業をご依頼いただきました
しかも、今回はエキパイ2本にボス穴をあけて、市販車CBR250RRでも実施した独立燃調を実施致しました
◆熱対策のため、急遽、実走行では利用しないセッティング用の大型ラジエーターに交換したため、O2センサーがラジエーターに当たっておりますが、実走行はもう少しサイズが小さいラジエーターに変更するため、O2センサーとの干渉はありません
HRC DATA SETTING TOOL上では全て0マップでセッティングを実施しております。
◆空燃比分布(1番シリンダー):低・中・高回転にポイントで薄い空燃比の領域が見受けられます。
◆空燃比分布(2番シリンダー):こちらも低・中・高回転にポイントで薄い空燃比の領域が見受けられます。
HRC DATA SETTING TOOLでは、気筒ごとの燃料噴射量の調整は行えませんが、ECUチューニング(ベースマップ変更)では、燃料噴射量、点火時期について、気筒ごとに調整することが可能なため、より正確な燃料噴射量、点火時期の最適化を行うことが可能です。
◆ECUチューニング実施後のみ掲載しております
電子スロットル開度マップ 調整も実施しており、エンジン回転数ごとに適切な吸入空気量となるよう、電子スロットル・レスポンスを調整した内容としております。
どのエンジン回転域においても、ライダーからのアクセル入力に対して適切な吸入空気流量としたうえで、燃料マップ調整、点火マップ調整等を行ったことで、加速性能の向上が見込まれます。
また、コースレイアウトやファイナル設定によっては、ブレーキングポイント直前でレブ打ちされてしまうことがありますが、レブリミッター変更によって、レブリミッターを僅かに引き上げることで、もう一伸びを稼ぐことも可能です。
上記ベースマップ変更後もHRC DATA SETTING TOOLは利用可能ですので、ある程度ベースマップを合わせておけば、実走行で環境に合わせて、ご自身でHRC DATA SETTING TOOLを利用して燃料噴射量、点火時期を調整することも可能です。
従いまして、ECUチューニング(ベースマップ変更)を実施後、HRC DATA SETTING TOOL 上でALL0マップでスタートして、必要に応じて、燃料噴射量、点火時期を+/-される使い方をおススメいたします
サービスメニューの詳細は下記ページをご参考ください。
aRacerなどフルコンを利用せず、HRC DATA SETTING TOOLの延長線上でパフォーマンス向上を目指されたい方は、本サービスをぜひご検討ください。
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ECU Tuning, Performance Parts
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