FINAL STAGE・・・
最後の『白鳥の湖』、最後の古典全幕『ジゼル』と続き、
・・・最後のダンス。
昨日は、草刈民代さん 『エスプリ~ローラン・プティの世界~』
の千秋楽を観にいきました。
私が牧阿佐美バレエ団に在籍していた1年間、18歳のころ、
リハーサル中のテープの音だしをする当番があったのですが、
プリマとして活躍されていた民代さんのリハーサルに立ち会えた
ことが、今でも印象深く心に残っています。
華やかな舞台の裏の、ひたむきで、真摯で、追求し、努力されている姿。
それが本当に美しくて。
昨日、踊ったのは「アルルの女」「切り裂きジャック」「白鳥の湖」
「ジムノペディ」「チーク・トゥ・チーク」と5作品。
「アルル・・・」と「チーク・・・」以外の3作品は、今回初めて踊られた作品。
引退公演でも、挑戦し続けるなんて!!
演目が後半に行くにつれ、どうして時間は止められないんだろうと、
胸が苦しくなっていきました・・・。
香るように華やかで、澄みわたるような美しさ。
バレリーナとしての最後の
舞台姿を目に焼き付けたいのに、溢れる涙・・・。
そして総立ちのカーテンコール。
この瞬間に立ち会えたこと、幸せでした。
終演後、初めていただいた民代さんのサイン。
民代さん、素敵な舞台を本当にありがとうございました。