いつもありがとうございます
読んでくださるご縁に感謝します
以下のエピソードは以前載せたものを
再編集しました。
親友が出産し落ち着いてきた現在
私のブログも読んでくれると思うので
なんとなく(笑)
親友のN子とは中3受験の時に入った塾で出会ったのです
私は新しい友達増やしたいな〜っ
ていう小1的発想で
二駅離れた塾を選んだので
N子とは運命の出会いだった
N子は、お父さんとお婆ちゃんと叔父さん
と暮らしていた
母親は居ず顔すら見た事ないらしい
とはいえ悲壮感は全く無く
実に真面目に穏やかで
お嬢様みたいに見えた
しかし私が「それ」を感じたのは
彼女が結婚を悩んでいる時だった
「彼の家族はお父さんが亡くなっていて、
お母さんとお姉さんがいるんだ」
「私、あの年代(親世代)の女の人
苦手っていうか嫌いなんだ。
どうしようかな」
どうしようかな?‥
昔から人の好き嫌いなんて
あまり口にしないN子が
相手の家族構成で悩むって珍しい
と思った
いや、そうじゃない…
彼女はその年代が嫌いなんじゃなくて
その年代に嫌われると思いこんでいる
だから先に嫌いと言っている
彼と別れるより
親(世代)に嫌われる事が怖いのだ
なんでだろう…
お母さんが自分を置いて行ったから…
彼女は…
無意識にそう思っている部分が
あるのだろう
一度もあった事ない人(母)
その人の気持ちを残された子は
そう解釈して生きてきた
たとえ事実とは違っても
確かめる術はなかったから
他人が「違うよ」なんて言っても
ムダだ
「それ」をひっくり返せるのは
お母さんしかいないのだ
私達はランチしながら話していたが
2人で泣きながら笑った
「なんで泣く〜!ランチタイムに」
「私達こわいんだけどぉ〜」
「でも、そーなのかな‥‥」と彼女
母親がいるが故の弊害もあれば
存在しないが故の弊害は
N子の無意識の中に何かを残した
子供はストレートでうるさいから
苦手と言ってた彼女も
超高齢出産だったけど無事に
女の子を出産した
そりゃ世の中いろんな人いるけど
N子みたいな健康優良児を産むって
割と奇跡でね…(笑)
その奇跡は
見たことない母に
大事にされた証だと思うんだ
色々な人がいるから
証をどこに見出すかだけどさ
私ね
あなたが大好きなのよ
だから
多分丸顔で
そっくりだろう
あなたのお母さんに
会いたいわ
あなたは
「会ったことないから
会いたい気持ちなんて出てこない」
「変な人だったら怖いもん」
って笑って言ったけど
なら言いましょう、そのまま
「想像と違う」「なんで出て行った…」
「ムカつく」…
出てくる言葉、全部言いましょう
あなたの苦手な子供になりましょう
最後にN子の本音が出るまで全部
お母さんが生きているうちに
子供にしてもらいましょうよ
きっとね、ストレートに物言う
無神経な子供時代が必要な事も
素晴らしいあなたを
誰も誰も、嫌わない事も
腑に落ちるはずよ
不遇は
ナイフのようなものだ
ナイフの刃をつかむと
手を切るが
把手をつかめば役に立つ
〜ハーマン・メルヴィル〜
重すぎるナイフなら
一緒に把手持つよ〜って話